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【瓦屋根】雨漏りが起こった際の症状と修理方法

2023/11/09

瓦屋根

瓦は昔から日本でよく使われている屋根材です。
丈夫で長持ちしますが、それでも経年劣化や台風・大雨などの自然災害によって雨漏りが発生する場合があります。

そこで、ここでは瓦屋根の雨漏りの原因と、どのような症状が起こるのかについて解説します。

また、雨漏りが起きた際に自分でできる応急処置の方法や業者にしてもらう修理方法についても紹介します。

では、早速みていきましょう。

瓦屋根から雨漏りする原因と症状

まずは瓦屋根から雨漏りする原因と、どのような症状が発生するのかを解説していきます。

ここで紹介する原因は以下の6点です。

  • ・瓦の「ずれ」「浮き」「割れ」
  • ・棟部分の漆喰の剥がれ・割れ
  • ・防水シートの破損
  • ・葺き土の流出・減少

それぞれ解説していきます。

瓦の「ずれ」「浮き」「割れ」

瓦ズレ

1つ目の原因は瓦のずれ・浮き・割れです。

瓦屋根は1枚ずつ独立した瓦を重ねて施工していますが、強風や地震などの衝撃により瓦がズレたり浮いたりすることがあります。

また、突風によって飛来した物体により瓦が割れることもあるのです。

他にも、紫外線や寒さなどの温暖差によって水分が膨張することで割れるなど、様々な原因で瓦は破損します。
瓦が破損した部分から雨水が侵入し、野地板や防水シートを傷めて劣化し雨漏りを発生させます。

棟部分の漆喰の剥がれ・割れ

2つ目は棟部分の漆喰の剥がれです。

棟とは屋根の平面と平面がぶつかり合って山折になっている頂上部分のことで、そこに施工される瓦が棟瓦です。
昔ながらの日本家屋では、棟部分には漆喰が詰め込まれており、経年劣化によって剥がれ・割れが生じます。漆喰の剥がれ・割れにより雨漏りが発生するに至ります。漆喰の剥がれや割れは発見したら放っておかないようにしましょう。
放置すると、漆喰の奥の土にまで雨水が侵入し棟が崩れてしまう可能性があるからです。

防水シート(ルーフィング)の破損

3つ目は防水シートの破損です。

屋根材の下には防水シートが敷かれています。防水シートは、室内に雨水が侵入しないために使われるとても重要な部材です。

防水シートは15〜20年ほどで寿命となり、劣化症状により穴が空いたり破れたりすると室内に雨水が侵入して雨漏りしてしまう恐れがあります。

葺き土の流出・減少

4つ目は葺き土の流出・減少です。

瓦屋根の中には、土葺きという工法で施工する場合があります。

土葺きとは、屋根の全面に土を敷き、その上に瓦屋根を固定する工法のことです。瓦の重さに加え土の重みもあるため、建物を安定させることができるという点が特徴です。

しかし、施工してから長い年月が経つと土が徐々に流出し、隙間ができてしまいます。

土の下には防水紙の代わりの杉皮や柿板が使われますが、土が減少することで杉皮や柿板が雨水が染み込み腐食して防水機能が失われ、雨漏りへと繋がります。

瓦屋根が雨漏りした時の応急処置

雨漏り応急措置

瓦屋根の耐用年数は30年です。

非常に丈夫な屋根材ですが、異常気象などにより大雨や台風による雨漏りの被害に遭うリスクは少なからずあります。

そこで、雨漏りの被害に遭った際に少しでも被害を抑えるための応急処置について解説します。

①どこから雨漏りしているかを見つける

まずすべきことは、どこから雨漏りが発生しているのかを見つけることです。

ただ、直接屋根に登って雨漏りの場所を探すのはやめましょう。

強風や雨で滑ったりバランスを崩してしまったりすれば大怪我をする恐れがあるからです。

まずは室内からわかる範囲で雨漏りの特定をしましょう。

チェックする場所は以下のような場所です。

  • ・屋根;天井から水滴が落ちてくる場合
  • ・壁:壁に水が染み込んでいる場合
  • ・ベランダ:ベランダ床に水が染み込んでいる場合
  • ・窓:窓枠やサッシの隙間から水が染み込んでいる場合

上記の4箇所をチェックして、雨漏り部分を特定しましょう。

②天井の雨漏りは受け皿を用意

天井からポタポタと水滴が落ちてくる場合、バケツなどの深さのある容器を受け皿にして雨水を受け止めるようにしましょう。

すでに床が濡れているようなら、水滴を拭き取って新聞紙やレジャーシートを使って床を守ってください。

フローリングなどの床材が濡れると傷みやすくなり腐食の原因となるので、しっかりと拭き取るようにしましょう。

屋根裏へ登れる場所があれば、屋根裏にも同様にバケツなどを置いて雨水の受け皿を設置してください。

【注意】ブルーシートを使って屋根を保護するのは業者に頼もう

ブルーシートで屋根を覆って保護する応急処置もあります。

しかし、足場も安全帯もなく屋根に登るのは大変危険です。

特に雨や台風によって滑りやすい状況で屋根の上に登るのは絶対に避けましょう。

ブルーシートで応急処置をしたい場合は、業者にお願いするのをおすすめします。

瓦屋根の雨漏り修理方法と費用相場

費用

瓦屋根の雨漏り修理は、何が原因かによって様々な雨漏り修理方法があります。

それぞれの修理方法と費用相場を見ていきましょう。

費用はあくまでも相場になりますので、実際にどのくらいの費用がかかるかは依頼する業者に見積もりを提出してもらって確かめるようにしてくださいね。

瓦の部分修理や交換

瓦のズレや浮き、割れが狭い範囲であれば瓦の部分修理が必要になります。

修理の費用は2〜20万円ほどかかります。

棟の修理や交換

棟がズレている場合、新しい土と漆喰で棟瓦を元の位置に固定する工事をしなければなりません。

また、棟瓦と屋根面との間に防水機能を持たせている漆喰が剥がれている時は漆喰の詰め直し工事が必要です。

症状によって必要になってくる補修は異なるため、業者に点検してもらって補修方法を提案してもらいましょう。

費用は10〜30万円ほどかかってきます。

漆喰の塗り直し

漆喰が剥がれている場合、古い漆喰を剥がして新しい漆喰を塗り直さなければなりません。

漆喰の塗り直しには瓦職人の技術が必要です。

費用相場は15〜30万円ほどかかります。

板金の交換・穴を塞ぐ

板金の穴が空いているようなら穴を塞ぐ部分補修や板金の交換が行われます。

小さい穴であれば、シーリング材や補修テープを使って穴を塞ぐことが可能です。

しかし、穴が大きかったり全体が錆びている場合は板金の交換をおすすめします。

雨樋・天窓の交換や補修

雨樋や天窓に葉っぱやゴミなどが詰まっている場合は、掃除をするだけで雨漏りが解消されることもあります。

雨樋が破損や金具が曲がっているなどの症状がある場合は部分交換でも問題ありません。

ただ、雨樋が全体的に破損や劣化している場合は全交換をしなければならないこともあります。

雨樋の部分交換・修理には10〜20万円、全体交換には25〜70万円ほどかかります。

天窓は、コーキングで補修して隙間を埋めることで雨漏りが解消されることもあります。

天窓の雨漏り修理には5〜15万円、天窓の交換には30〜50万円ほどが修理の費用相場です。

防水シートの交換

室内に雨水が侵入するのを防ぐ防水シートが劣化している場合は、すぐに交換が必要です。

防水シートを交換する場合、瓦屋根を全て撤去するか部分撤去をしなければなりません。

そのため比較的大掛かりな工事になります。

また、防水シートの下にある野地板が雨水で傷んでいる場合もあります。

その場合は、一緒に張り替えを検討しましょう。

防水シートの交換は10〜12万円ほどが費用相場です。

瓦屋根の全面リフォーム

瓦屋根全体が雨漏りによる症状が発生している場合、全面リフォームが必要です。

全面リフォームの場合、屋根下地や防水シートの交換を行います。

また、葺き土の流出が原因で雨漏りが発生している場合、既存瓦と葺き土を撤去して新たに野地板と防水シート、瓦屋根を葺き替えする工事が必要です。

元々使っていた瓦を使う葺き直しを行うか、新しい瓦を使って葺き替えるかで費用相場も変わってきます。

葺き替えの場合は140〜200万円ほど、葺き直しの場合は120〜180万円ほどが費用相場です。

屋根の修理に火災保険や補助金は使えるの?

雨漏り修理で火災保険が適用される条件と申請方法

雨漏りの原因が、自然災害によるものの場合、火災保険が適用される可能性があります。

経年劣化や施工不良などが原因で雨漏りしている場合、火災保険は適用されません。

ただ、たとえ自然災害による雨漏りだとしても、火災保険が適用されるかどうかは保険会社の判断に委ねられます。

自然災害による雨漏りが生じた場合は、すぐに保険会社に連絡をして適用されるかどうかを相談してみるようにしましょう。

また、屋根工事は施工内容によっては補助金が使える可能性もあります。

屋根工事が耐風改修や耐震リフォーム。省エネリフォームに該当する場合、活用できる補助金もいくつか存在します。

国や地方公共団体の補助金制度を調べて、使える補助金は活用しましょう。

まとめ

瓦屋根からの雨漏りの原因や症状、応急処置や修理方法について解説しました。

瓦屋根は丈夫な屋根材ですが、年月が経つとどうしても劣化してしまいます。万が一、雨漏りが発生した場合は焦らず原因を探り、業者に処置をしてもらうようにしましょう。火災保険や補助金が使える可能性があるのであれば、活用するのもおすすめです。

伊藤工芸代表:伊藤博史
伊藤工芸代表:伊藤博史
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施工実績Works

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