床から雨漏り?雨水が床から滲み出てくる原因と対処法
2023/07/28
天井からは雨漏りしていないのに、雨が降ったあとは床が濡れている、といった経験はありませんか?
床から雨水が滲み出ている現象は、雨漏りの可能性があります。
雨漏りは屋根や外壁から発生するものだ、というイメージを持たれていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
雨漏りは床からも起こるのです。そして、床から雨水が滲み出てくる原因は一つではありません。
そこで、今回は、床から雨漏りする原因について解説します。また、床から雨水が滲み出てきたときの応急処置や修理方法、雨漏りを放置するとどんな被害が発生するかについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
床から雨漏りする原因
床から雨漏りする原因は、大きく3つあります。その原因についてそれぞれ解説します。
ベランダ
ベランダが原因となるのは、排水口(ドレン)の詰まりや、ベランダ自体の劣化によって雨漏りするケースです。排水口に流れきれなかった雨水が、ベランダや壁を伝って、建物内に浸入します。
ベランダには防水層という防水塗装を施します。ベランダの劣化は、その防水塗装が劣化することで、ベランダに水がたまりやすくなります。そのたまった水が流れきらずに、建物に浸入して雨漏りにつながることがあるのです。
排水口(ドレン)は、落ち葉や砂ほこりなどのゴミが詰まりやすく、コケなどが生えやすい環境のため、定期的に掃除をしてきれいな状態を保つようにしましょう。
外壁
外壁のひび割れや、外壁材のコーキング剤が劣化し、ひび割れた隙間などから雨水が浸入します。雨水は外壁や壁を伝ってくるため、同じ場所から雨漏りするとは限らず、2階の外壁のひび割れから伝ってきて、1階の床を濡らすこともあります。
台風や梅雨などの雨が多い時期は、雨漏りしやすい状況になります。雨が止んだ後は、外壁に傷や塗装のはがれがないかをチェックするとよいでしょう。
窓サッシ
窓の周辺の隙間を埋めているコーキング剤が劣化すると、コーキング剤が硬くなりひび割れが起きます。その隙間から雨水が浸入してくるケースもあります。
また、サッシの枠を留めているネジの緩みやネジが抜けることで、その隙間から雨水が浸入してきます。サッシの周辺や、サッシの下の床が濡れているときは、雨漏りを起こしている可能性があります。
雨水が床から滲み出てきたときの対処法
雨水が床から滲み出てきたら、雨漏りの可能性が考えられるため、専門の業者へ連絡して早急に対処することが大事です。ですが、今すぐ何とかしなければいけない状況の場合は、応急処置にて対応しましょう。
応急処置をする
ご自身でもできる応急処置は以下のとおりですが、あくまで自分でできる範囲にとどめて、あとは業者に任せるようにしましょう。
- ・床の上にビニールシートやレジャーシートを置いて、タオルや雑巾などで吸収する
- ・濡れている床周辺の家具や家電を移動させる
- ・カーテンや絨毯などをどかす(濡らしたままだとカビが生えるため)
- ・雨水を綺麗にふきとる
- ・除菌スプレーなどで清掃する
フローリングは中に水が染み込み、水滴の跡が残ってしまう場合もあるため、綺麗に拭き取るようにしましょう。
専門業者へ依頼する
雨漏りは自分で対処しようとせずに、すみやかに専門の修理業者へ依頼することが大切です。専門知識や技術がない状態で行うと、余計に被害が拡大する可能性もありますので、注意が必要です。
専門業者へ依頼する際は、以下の点を記録・把握をしておくと、修理も確実に、スムーズに進むようになります。
- ・雨漏りの箇所を写真や動画に記録しておく
- ・雨漏りが起きた時期と場所、被害規模を書き留めておく
- ・床以外に濡れている場所がないかを確認しておく
- ・建物の建築図面があれば準備しておく
依頼する業者は2〜3社見積もりを取得して、比較検討すると価格相場も把握でき、悪徳業者にだまされるリスクも減らすことができるのでおすすめです。
また、業者を選ぶポイントとしては、アフターサービスがある業者を選ぶようにしましょう。保証期間を設けていたり、施工した箇所に不具合があった際に無償で対応してくれたりする業者であれば安心です。
伊藤工芸では、工事後のアフターフォローも大切にしています。
工事の後にも安心してお過ごしいただけるように、工事の保証書を発行し、万一弊社の工事に不備があった場合には無償にて修理いたします。
床から雨漏りしたときの修理方法と費用
雨漏り修理は、まずは原因を調査して、雨漏りの箇所を確実に突き止めることが重要となります。ここでは、雨漏りの修理方法と修理費用について解説します。
修理の前にしっかりとした調査が大事
雨漏り修理をする前には、しっかりとした調査を行います。
- ・目視調査
- ・散水調査
- ・赤外線(サーモグラフィ)調査
- ・発光液調査
上記のような方法があり、雨漏りの状況や予算によって、雨漏りの調査方法を選択します。
雨漏り調査の詳しい解説については、以下の関連記事も併せてご覧ください。
雨漏り修理にかかる費用
ここでは、雨漏り修理にかかる費用相場について解説します。雨漏りは複数箇所にまたがる場合もあるため、状況によって金額は異なりますので、あくまで目安とお考えください。
【相談】
雨漏り修理にかかる相談は、ほとんどの業者は無料で受け付けてくれますので、まずは気軽に連絡してみましょう。
【現地調査】
無料〜50万円程度です。
目視確認は無料で受け付けてくれるところがほとんどですが、赤外線などのサーモグラフィを用いての調査となると高額な費用が発生することもあります。
伊藤工芸では、無料で現地調査を承っております。迅速に駆けつけますので、お気軽にご相談ください。
【雨漏り修理】
- ・外壁の雨漏り修理 3〜50万円
- ・ベランダの防水塗装 3〜30万円
- ・窓サッシの雨漏り修理 3〜25万円
- ・シロアリ駆除 15〜20万円
雨漏り修理は、きちんと調査をして、確実に発生箇所を特定することが重要です。対応が早ければ早いほど費用も少なくて済むこともありますので、放置せずに早めに修理するようにしましょう。
床の雨漏りを放置したときの考えられる被害
雨漏りを放置してしまうと、建物だけでなく、人の健康被害にまで及んでしまいます。雨漏りは放置せずに、早急に対処するようにしましょう。
建物への被害
雨漏りを放置することで、建物への影響は以下のことが考えられます。
【シロアリ】
雨漏りによって柱や梁(はり)などの木材が濡れることで、腐食したりシロアリも発生しやすくなります。シロアリは湿った木材を好む生き物です。気がついたら、柱が削れて家が傾いてしまうケースも少なくありません。
【漏電】
漏電は感電や火災にもつながるので注意が必要です。電気配線は水に濡れないように絶縁処理がされていますが、建物の年数が経っている状態だと被膜が劣化している可能性もあります。
焦げた臭いがしたり、雨が降るたびにブレーカーが落ちるようであれば、漏電が考えられます。その際は、早急に電力会社へ連絡するようにしましょう。
【経済的被害】
雨漏りを放置すると、大幅なリフォームが必要となり高額な修理費用がかかるだけでなく、シロアリによって柱が腐食してしまっている家は、資産価値も下がってしまいます。
また、家具や家電などが濡れて使いものにならなくなり、買い替えなどの余計な出費も発生してしまいます。
人体への被害
雨漏りを放っておくと、建物への被害だけでなく、人への健康被害も考えられます。
- ・カビやダニによって、鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状
- ・夏型過敏性肺炎や気管支肺アスペルギルス症などの、呼吸器へ影響を及ぼす症状
- ・シックハウス症候群
- ・ストレスによる精神的な症状
雨漏りを放置すると、カビの臭いや湿気などに悩まされて、頭痛が発生したり、ストレスがたまったり、やる気が失せてしまったりと、最悪の場合は「うつ」を発症することもあります。
上記のように、アレルギーや呼吸器系の症状だけでなく、ストレスによる精神的な症状も抱えることになります。
雨漏りによる健康被害の詳しい解説は、以下の関連記事でも紹介していますので、ご覧ください。
まとめ:床からの雨漏りは伊藤工芸へ!
床から雨水が滲み出てくる現象は、雨漏りが起こっている可能性があります。
床からの雨漏りは大きく3つあります。
- ・ベランダの防水塗装の劣化による原因
- ・外壁のひび割れなどの劣化が原因
- ・窓サッシ周辺の劣化が原因
上記のように、床の雨漏りは原因の特定が難しい、やっかいな雨漏りです。
なかなか気づきにくい雨漏りではありますが、床から雨漏りと思われる現象を見つけた際は、早急に雨漏りの専門業者へ調査を依頼するようにしましょう。
雨漏りは原因と発生箇所を突き止めるのは難しい工事ですが、しっかりとした調査を行い、確実に突き止めることで雨漏りが止まります。そのため、経験や実績が豊富な雨漏り専門の修理業者へ依頼することが大切です。
伊藤工芸は雨漏り修理を専門としており、浜松市を中心とした地域で活動しております。
雨漏り修理をしたけど、なかなか直らないとお困りの場合でも、これまでの経験から雨漏りの原因を的確に突き止めます。
アフターサービスにも力を入れており、工事後にも雨漏りの調査を行うことはもちろん、工事後も安心して過ごしていただけるよう、部分的な修理にも10年保証をお付けしております。
お問い合わせやご相談、お見積もりは無料で承っておりますので、雨漏り修理でお困りであれば、一度、伊藤工芸へご相談ください。