静岡県榛原郡吉田町にて雨漏り修理〈瓦屋根葺き替え・棟瓦葺き替え〉
2025/02/14
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
吉田町にお住まいのお客様から、「玄関の天井から雨漏りしているので点検してほしい」とのご相談をいただきました。
現地調査を行ったところ、屋根の棟部分から雨水が浸入していることが判明しました。築50年が経過していることもあり、瓦のズレや漆喰の劣化が進行し、雨水が内部へ浸透していたため、部分的な瓦の葺き直しを行うことになりました。
今回の施工では、棟瓦に7寸丸瓦を使用し、ハイロールで施工を行いました。また、棟の強度を高めるために棟補強金具を取り付け、耐久性を向上させています。
施工前の様子
施工前の状態では、棟部分の瓦にズレが生じ、一部の漆喰が剥がれていることが確認できました。棟は屋根の最も高い部分にあるため、雨風の影響を受けやすく、経年劣化によって瓦の固定力が低下すると、そこから雨水が浸入しやすくなります。今回の雨漏りは、まさにこの棟部分の劣化が原因でした。
また、屋根全体の状態を確認したところ、雨漏りしている範囲が特定できたため、今回はその部分を中心に葺き直し工事を実施することになりました。
施工中
まず、雨漏りの原因となっている棟部分の瓦を丁寧に取り外しました。瓦を外すと、下地の木材が傷んでおりました。このままではさらに雨漏りが悪化する恐れがあるため、新しい下地材を設置し、その上から瓦を葺き直していきます。
次に、棟の補強を行うため、棟補強金具を設置しました。従来の瓦屋根は葺き土のみで固定されることが多かったのですが、棟補強金具を用いることで、瓦のズレや飛散を防ぎ、台風や地震に対しても強い屋根になります。
その後、新しい7寸丸瓦を使用し、ハイロールで施工しました。ハイロールは棟の耐久性を高め、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。最後に、瓦の位置をしっかり調整しながら固定し、施工を完了しました。
施工後の様子
施工後は、棟部分の瓦がしっかりと固定され、美しく仕上がりました。補強金具を設置したことで、耐久性が向上し、強風や地震の影響を受けにくい屋根になっています。また、雨漏りの原因となっていた箇所をしっかりと修繕したことで、今後の雨漏りのリスクも大幅に軽減されました。
担当者のコメント
この度は、伊藤工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました！
今回の葺き直し工事により、棟部分の強度が向上し、今後も安心してお住まいいただける状態になりました。瓦屋根はメンテナンスを適切に行えば50年以上の耐久性を誇るため、定期的な点検と部分的な補修を行うことで、長持ちさせることが可能です。
「少しの雨漏りだから」と放置してしまうと、屋根の内部や建物全体にダメージが広がり、結果的に大掛かりな工事が必要になることもあります。特に棟部分は屋根の要となる部分のため、劣化が進む前に早めの修理を行うことが重要です。
屋根の点検やメンテナンスについて気になることがありましたら、ぜひ伊藤工芸にお任せください。
| 現場住所 | 静岡県榛原郡吉田町 |
|---|---|
| 施工内容 | 瓦屋根葺き替え・棟瓦葺き替え |
| 施工箇所詳細 | 瓦屋根雨漏り箇所、棟瓦 |
