ご自宅の雨漏りはどこから?よくある雨漏り発生箇所と原因
2023/04/05
「自宅の雨漏りはどこからくるの?」とお悩みではありませんか?
雨漏りは、主に壁や天井などに現れ、原因は雨水だけではありません。雨漏りしたら発生箇所と原因を調べ、できるだけ早く対処するのがベストです。
ただ、業者に依頼するまでの間、まずは応急処置を施すのもひとつの方法です。雨漏りの被害を減らす施策となるでしょう。
本記事は、雨漏り発生箇所と原因、雨水以外の水漏れや雨漏りが起こった時の応急措置について解説します。ぜひ参考にしてください。
よくある雨漏りの発生箇所と考えられる原因
よくある雨漏りの発生箇所と、考えられる原因は何があるのでしょうか。
ここからは、よくある「雨漏りの発生箇所」と「雨漏りの考えられる原因」についてそれぞれご紹介します。
雨漏りの発生箇所
雨漏りの発生箇所は、壁や天井です。
壁や天井に現れる雨漏りは、木材や珪藻土、クロスなどの建材にシミができた状況で現れます。
シミができた状況でもなおそのままにすると、雨漏りは水滴となって落ちてくるケースがあります。
また、クロスに雨漏りが発生した場合は浮きや剝がれの症状がでてくるケースも。問題は、雨水が侵入している箇所と雨漏りの発生している箇所が同じであるとは限らないことです。
したがって、雨漏りの原因を特定するのが難しいケースもあります。
雨漏りの考えられる原因
雨漏りの考えられる原因は、以下のものがあります。
・屋根の劣化
・天窓の劣化
・壁の劣化
・サッシ周囲の劣化
・エアコンホースの穴の劣化
・ベランダの劣化
・地震や台風などの災害
それぞれ詳しく解説します。
屋根の劣化
屋根は経年劣化で雨漏りしてきます。屋根からの雨漏りは、屋根の外側や内側に使われる「屋根材」の経年劣化によっておこります。
屋根材とは、屋根の外側や内側に使われる以下の材料のことです。
屋根の外側に使われているおもな屋根材
・板金
・瓦
・スレート
屋根の内側に使われているおもな屋根材
・野地板(のじいた)
・下葺き(したぶき)
・防水シート
これらが経年劣化すると雨漏りの原因となります。
また、屋根材を止める際に使われている「釘」も、時間の経過とともに飛び出てくることがあります。隙間ができて雨水が侵入すると、雨漏りが発生するのです。
天窓の劣化
天窓はひと昔前より雨漏りしにくくなっていますが、施工不良や経年劣化によって水が侵入することがあります。
壁の劣化
壁のひび割れ(クラック)や、壁と壁の間にあるコーキング材のひび割れや縮みなど、壁の劣化も雨漏りの原因です。
壁やコーキング材の劣化でひび割れがおきると、その隙間から雨漏りするケースがあります。
サッシ周囲の劣化
サッシと外壁の間にあるシーリング材が、経年劣化でひび割れたり縮んだりすると雨水が侵入する可能性があります。
基本的に、外壁の内側には防水シートが貼られており雨水は侵入しませんが、施工不良や経年劣化によっては雨水が侵入すると雨漏りを引き起こします。
エアコンホースの穴の劣化
エアコンホースの穴の劣化によっても雨漏りが発生します。
エアコンホースは室内機から室外機まで延びていて、内壁から外壁まで開けた穴を通るため、隙間があると雨水が侵入してきます。
ベランダの劣化
ベランダは経年劣化で雨漏りしてきます。
ベランダも屋根と同様に雨風にさらされているため壁より劣化しやすいです。また、ベランダは人の出入りが多いので劣化しやすいと言えるでしょう。
ベランダが劣化するとひび割れがおき、雨水が侵入する可能性がでてきます。
また、ベランダには雨水が流れる排水口があります。排水口はゴミや落ち葉などで詰まってしまうと雨水がたまり、建物の中に溢れた雨水が侵入してくる恐れがあるのです。
地震や台風などの災害
地震が原因でひび割れが起きたり台風で飛来物が建物にあたって破損したりすると、そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因となる場合があります。
雨漏りが原因ではない水漏れの原因
雨漏りだと思っていても、実際は水漏れの原因が異なる可能性もあります。例えば、「漏水」や「結露」が原因かもしれません。漏水や結露が原因のケースをそれぞれ見ていきましょう。
漏水
水を使用していないのに水道メーターが回っているなら、漏水の可能性があります。家には浴室やトイレ、洗面所、キッチンなど、水道管がたくさん通っています。それらのどこかで破損があると、水が漏れ出してしまうのです。
したがって、水を使用していないのに水道メーターが回っていたり、普段の水の使用料なのに水道料金が上がっていたりしたら、漏水している可能性があります。
結露
雨が降っておらず、水道メーターに異常がないのに、天井や壁にシミやカビができて気になる場合は、結露が原因かもしれません。
冷たいグラスが汗をかくのと同じで、部屋の冷たい個所に湿度の高い空気が触れると結露が発生します。
結露が発生すると、天井や壁にシミやカビだけでなく建物にダメージが起こります。建物にダメージが起こると、建物の寿命が縮まる恐れがあるので、注意が必要です。
雨漏りの正確な原因箇所の特定にはプロによる調査が必要
雨漏りの正確な原因箇所を特定するには、プロによる調査が必要です。
個人では雨漏りの正確な原因箇所の特定が難しく、原因箇所が特定できず放置していると、被害が拡大する恐れがあります。
たとえば、水の侵食により木材の腐食や鉄骨のサビ、シミやカビなどの被害が考えられるでしょう。木材の腐食や鉄骨のサビがおきると、建物自体の寿命に影響してしまいます。カビが生えてくるとそのカビを吸ってしまい、咳がでるなどの体調不良になる可能性があります。
また、雨水の侵入によって漏電する最悪のケースもあるでしょう。
雨漏りを見つけたらプロに調査を依頼して、できるだけ正確な原因箇所を特定しましょう。
雨漏りが起こった時の応急措置方法
雨漏りが起こった時の応急措置方法は、主に2つあります。
・ブルーシートで養生する
・バケツやたらいで受け止める
ブルーシートで養生する
屋根の雨漏りが起きた際、ブルーシートで養生して応急処置できます。養生するときは、大きいブルーシートで広範囲を覆いましょう。なぜなら、雨漏りの侵入箇所がどこなのか特定しづらいからです。
広範囲にブルーシートで覆うと、雨漏りを防げる可能性が高くなります。
ブルーシートで屋根を覆ったら、 風で飛ばないようオモリなどを置いて固定しましょう。
また、屋根の上をブルーシートで覆う場合、高所作業になるため怪我をしないよう十分注意する必要があります。
バケツやたらいで受け止める
雨漏りが落ちてきている所にバケツやたらいを置きます。床に雨水が浸透すると、床も腐食したりカビが生えたりする可能性があります。
ただし、ご紹介した2つはあくまで応急処置なので、できるだけ早く専門の事業者に依頼し修理しましょう。
専門の事業者に依頼する際、雨漏りがおきたときの状況を伝えることをおすすめします。
雨漏りがおきたときの状況を伝える際は、以下のような内容を伝えましょう。
・いつ
・どこが
・どのくらいの量で
・どれくらいの範囲で
・どのような天気の時に
・どのくらいのスピードで
事業者に状況を伝えることで、スムーズに対処してもらえる可能性が高まります。
雨漏りで被害が拡大する前に、できるだけ早く応急処置や事業者に依頼しましょう。
雨漏り修理は伊藤工芸へ
本記事は雨漏り発生箇所と原因、雨水以外での水漏れや雨漏りが起こった時の応急措置について解説しました。
雨漏りしたら発生箇所と原因を調べ、できるだけ早く対処するのがベストです。雨漏りがおきた際は、応急処置も検討しましょう。
また、雨水が侵入している箇所と雨漏りの発生している箇所が同じであるとは限らないことも、覚えておきたいポイントです。
雨漏りが発生した場合は、伊藤工芸へお任せください。伊藤工芸では的確に雨漏り箇所をつきとめて、状況に合わせた最適な工事をお客様へ提供いたします。
お問い合わせやご相談、お見積りは無料で承ります。ぜひご検討ください。