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静岡は台風対策が重要!屋根修理で備えるべきポイントとは?

2025/06/04

静岡県では、毎年のように台風の影響を受けることがあります。強風や大雨による被害は、屋根にとっても大きな負担です。

この記事では、静岡の屋根事情を踏まえながら、台風に備えてどのような修理やメンテナンスが必要なのかを詳しく解説します。

静岡県の気候と台風リスク

静岡県は全国的に見ても比較的温暖な気候に恵まれていますが、その反面、台風や豪雨といった自然災害の影響を受けやすい地域でもあります。特に沿岸部では海風の影響が重なり、屋根や外壁など、住まいの外装部分にかかる負担は想像以上です。

台風の進路になりやすい静岡

私たち伊藤工芸でも、実際にお客様から「台風のあとに雨漏りが発生した」「屋根の板金が飛ばされてしまった」といったご相談をいただくことが少なくありません。というのも、静岡県は太平洋に面しており、毎年のように台風が接近・上陸しやすい位置にあるためです。

実際に、静岡では以下のような自然の影響が想定されます。

最大瞬間風速30m/sを超える暴風

屋根材が浮く、板金が剥がれる、雨樋が壊れるといった被害が発生しやすくなります。

集中豪雨による漏水被害

短時間に大量の雨が降ることで、普段は問題ない屋根からも雨漏りが起きるケースがあります。

飛来物による屋根・外壁の損傷

看板、瓦、枝などが強風にあおられて飛び、住宅にぶつかると深刻な被害につながります。

浜松市ならではの注意点

浜松市は遠州灘に面しており、「風が強い地域」としても知られています。冬には遠州のからっ風、夏から秋には台風シーズンと、1年を通して風によるダメージのリスクが高い地域です。とくに瓦屋根や金属屋根など、風の影響を受けやすい構造の住宅では注意が必要です。

さらに住宅密集地では、一軒の屋根が被害を受けると、飛散物が隣家を傷つける二次被害が発生することもあり、トラブルの原因になることもあります。

台風対策は「事前」が肝心

台風による被害は、起きてから修理するのではなく、起きる前に点検・補修をしておくことで大きく減らすことができます。屋根材のズレや浮き、棟板金の釘のゆるみ、シーリングの劣化など、普段は見逃しやすい部分が台風被害の入口になってしまうのです。

私たち伊藤工芸では、静岡県浜松市を中心に、地域の気候特性を熟知した上で、台風に強い屋根修理・雨漏り対策をご提案しています。「うちはまだ大丈夫かな?」とご不安な方も、梅雨や台風シーズンが本格化する前に、一度専門家の目で屋根の状態を確認しておくことをおすすめします。

台風で被害を受けやすい屋根の特徴

屋根は住まいを風雨から守る大切な構造ですが、台風のような強い自然の力が加わると、日頃は気づかないような小さな不具合が大きな被害につながる可能性があります。ここでは、台風による被害を受けやすい屋根の典型的な特徴をご紹介します。

棟板金(むねばんきん)が浮いている・釘が緩んでいる

屋根の最上部にある「棟板金」は、屋根材の継ぎ目を保護する重要な部材です。見た目には目立ちにくい部分ですが、実は台風時に最も風の影響を受けやすい箇所のひとつです。

板金を固定する釘が緩んでいたり、浮いていると、そこから風が入り込んでしまい、板金がバタついたり、最悪の場合は飛ばされてしまいます。

また、飛散した棟板金は、近隣住宅や通行人に被害を与えるリスクもあり、注意が必要です。

点検では、釘の浮きやサビ、板金の歪みや浮き上がりがないかを確認しましょう。とくに築10年以上経過している住宅は、一度専門業者にチェックしてもらうことをおすすめします。

屋根材が割れている・ズレている

瓦、スレート、金属など、どの屋根材にも経年劣化はつきものです。とくに台風前に注意したいのは、以下のような状態です。

・瓦がずれている、部分的に割れている
・スレート屋根にひび割れや欠けがある
・金属屋根の一部が浮いている、コーキングが切れている

これらはすぐに雨漏りにつながるとは限りませんが、台風の強風や豪雨によって一気に破損や浸水が進むリスクがあります。

たとえば、瓦が1枚でもズレていると、風の巻き込みによってその周囲の瓦が次々と外れる可能性もあります。被害が広がる前に、小さな異常を見逃さないことが重要です。

雨樋(あまどい)が詰まっている・外れている

意外と見落とされがちなのが、雨樋の状態です。雨樋は屋根に降った雨水を効率よく地面へ排出する役割がありますが、

・詰まり(落ち葉・土・ゴミ)
・金具の緩みや破損
・雨樋自体の歪みや外れ

といったトラブルがあると、排水がうまくいかずに水が逆流し、屋根や外壁に雨水が染み込む原因となります。

台風時には一時的に大量の雨が降ることが多く、雨樋に問題があると処理しきれずにオーバーフローを起こし、雨漏りや外壁の劣化につながることも。

台風前に確認したい屋根の点検ポイント

台風シーズンを迎える前に、屋根の状態を点検しておくことは、大切な住まいを守る第一歩です。普段は見落としがちな小さな不具合も、強風や豪雨によって一気に被害へとつながることがあります。

ここでは、特に注意しておきたい点検ポイントを詳しくご紹介します。

棟板金に浮きやサビがないか

屋根の頂点にある「棟板金(むねばんきん)」は、屋根の継ぎ目を保護する重要な部分です。この板金に浮きやサビ、釘の抜けなどがあると、強風で板金が飛ばされてしまう危険性があります。

・板金の継ぎ目に隙間がないか
・固定している釘が抜けかけていないか
・サビや腐食が進んでいないか

といった点を確認し、少しでも不安な箇所があれば、早めの補修を検討しましょう。

屋根材に割れ・ズレがないか

瓦やスレートなどの屋根材は、経年劣化や地震、強風によって少しずつズレたり、割れてしまったりすることがあります。

・瓦の浮きや欠け
・スレートの割れや反り
・金属屋根のめくれやコーキング切れ

などがある場合、そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因となる可能性があります。軽微な破損でも、台風によって症状が一気に進行することがあるため、早期の対応が重要です。

雨樋が詰まっていないか

雨樋は屋根に降った雨をスムーズに排水するための設備ですが、以下のような状態だと台風時に機能を果たせなくなってしまいます。

・落ち葉やゴミが溜まっている
・金具の緩みや破損がある
・樋が歪んで水が流れにくくなっている

詰まった雨樋は、雨水のオーバーフローを引き起こし、外壁や基礎への水の侵入、最悪の場合は室内への漏水にもつながりかねません。年に1~2回の清掃と点検を習慣にすることが、長く安心して住まうためのカギです。

シーリング(コーキング)の劣化がないか

屋根や外壁の継ぎ目、板金の接合部には「シーリング材(コーキング)」が使われており、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。

・ヒビ割れや剥がれがないか
・弾力性が失われていないか(硬くなっている)

こうした劣化がある場合、隙間から雨が侵入しやすくなります。台風による横殴りの雨は、通常の雨よりも浸水リスクが高いため、目立たないコーキングのチェックも忘れずに行いましょう。

点検はプロに任せるのが安心

屋根の上は高所であり、足場も不安定なため、ご自身で点検を行うのは非常に危険です。とくに築年数が経過している住宅や、以前に雨漏り経験がある場合は、専門業者による詳細な点検を受けることを強くおすすめします

伊藤工芸では、静岡・浜松エリアにお住まいの皆さまを対象に、無料の屋根点検と雨漏り診断を実施しております。

「うちは大丈夫かな?」と少しでも気になる方は、台風が来る前にぜひ一度、伊藤工芸へご相談ください。

台風対策に効果的な屋根修理・補強方法

台風による被害を最小限に抑えるためには、屋根の弱点を早めに補強しておくことが重要です。ここでは、台風に備えるために効果的な屋根修理・補強方法を解説します。

棟板金の交換・釘の打ち直し

台風による強風で最も被害を受けやすいのが、屋根の頂部に取り付けられた「棟板金(むねばんきん)」です。

棟板金は屋根の合わせ目をカバーする重要な部材ですが、固定している釘が緩んでいたり、内部の貫板(ぬきいた)が腐食していると、風で板金ごと飛ばされることがあります。

そのため、棟板金の下にある貫板からしっかり交換し、釘ではなくステンレスビスでしっかり固定することで、耐風性を大きく高めることが可能です。

こうした補強は見た目の変化が少ないものの、屋根の安全性を高めるうえで非常に効果的です。

屋根材の差し替え・補修

瓦やスレートなどの屋根材が割れていたり、ズレていたりすると、そこから雨水が侵入し、雨漏りや下地の腐食につながってしまいます。

特に台風時には、普段よりも大量の雨が横から吹き付けるため、ちょっとした隙間やひび割れが致命的な浸水リスクになります。

・割れた瓦やスレートの交換
・ズレた屋根材の固定や再設置
・屋根材同士の隙間の補修

といった処置を早めに行うことで、屋根の防水性能が回復し、台風にも安心して備えることができます。

シーリングの打ち替え

屋根と外壁の取り合い部分、板金の継ぎ目、窓まわりなどには「シーリング(コーキング)」という防水材が使用されています。

このシーリング材が劣化して硬くなったり、ひび割れたりしていると、そこから雨水が侵入し、屋内の構造材や断熱材を濡らしてしまう恐れがあります

台風のような激しい雨では、こうした小さな隙間が雨漏りの発生源になるため、柔軟性があり耐久性の高い最新のシーリング材に打ち替えることで、被害を未然に防ぐことができます。

打ち替え工事は見た目にもきれいに仕上がるので、美観の面でもおすすめです。

雨樋の補修・交換

台風時の豪雨では、屋根に降った大量の雨をスムーズに排水できるかどうかが、建物の浸水リスクを左右します。

しかし、雨樋が詰まっていたり、歪んでいたりすると、排水が間に合わず雨水があふれ出してしまうことがあります。特に以下のような状態は要注意です。

・落ち葉やゴミの詰まり
・支え金具の緩みや破損
・樋の変形・外れ

これらの問題があると、外壁や基礎へ水が流れ込み、劣化やカビの原因になってしまいます。

そのため、台風前には雨樋の清掃と点検を行い、必要に応じて補修・交換を行うことが大切です。雨樋の状態は脚立で見える範囲でもある程度確認できますが、高所作業は危険を伴うため、できればプロに依頼されることをおすすめします。

台風被害を防ぐための予防策と日頃のメンテナンス

屋根は常に雨風や紫外線にさらされており、とくに台風のような強風・豪雨を伴う天候では、その耐久性が大きく試されます。だからこそ、日頃からのメンテナンスや事前の対策が、被害の予防につながります

ここでは、静岡で台風シーズンに備えるために、ぜひ実践していただきたい予防策をご紹介します。

年に1回以上の定期点検を

屋根の劣化や損傷は、外から見ただけでは気づきにくいものです。棟板金の浮きや屋根材のヒビ、小さなズレが放置されると、台風時に一気に被害が広がることもあります。

そのため、少なくとも年に1回、屋根の定期点検を専門業者に依頼することをおすすめします。点検では、屋根材の状態、雨樋やシーリングの劣化などを総合的に確認します。

伊藤工芸でも、点検から補修まで一貫して対応していますので、お気軽にご相談ください。

台風前には屋根まわりの目視チェック

台風が接近する前には、できる範囲で以下の点を確認しておきましょう。

・雨樋に詰まりや破損がないか
・ベランダやバルコニーに飛びやすい物がないか
・壁や軒下の隙間に雑草や枯れ葉が詰まっていないか

簡単なチェックでも、被害の予防につながります。ただし、屋根に登るなどの高所作業は非常に危険です。無理はせず、必要に応じて専門業者に相談するのが安心です。

庭木や飛散しやすい物の整理

台風時には、庭の鉢植えやゴミ箱、物干し台などが風にあおられて飛散し、屋根や外壁、窓ガラスを破損させるリスクがあります

・庭木の枝を剪定しておく
・軽い物は屋内に片づける
・固定できるものはロープでしっかりと固定する

こうした対策をするだけでも、思わぬ二次被害を防げます。

火災保険の見直しも重要

意外と見落としがちなのが、火災保険の補償内容です。屋根の台風被害に関しては、「風災」や「水災」などの補償が対象になることが多いですが、加入している保険の内容によって補償の有無や金額が異なります。

万が一に備えて、以下の点を確認しておくと安心です。

・風災・水災の補償が含まれているか
・免責金額や条件がどうなっているか
・修理費用に対する補償額の上限

実際に被害が出てからでは間に合わないため、台風シーズン前の保険確認は非常に重要です。

火災保険を活用できるケースとは?

台風による被害は、火災保険で補償されるケースがあります。

・強風で屋根材が飛んだ
・雨漏りが発生した
・雨樋や外壁が破損した

ただし、申請には損傷の写真や修理見積書などの書類提出が必要です。また、自己判断で修理してしまうと保険が適用されないこともあるため、まずは専門業者に相談しましょう。

地元・浜松の屋根修理は伊藤工芸にご相談を

伊藤工芸では、浜松市を中心に屋根修理や雨漏り修理を数多く手がけてきました。台風被害を防ぐための補強や点検も多数対応しており、無料の現地調査と明朗な見積もりを実施しています。

また、雨漏り修理には珍しい10年保証を付けているのも特徴のひとつ。部分補修にも対応しており、「雨漏りを絶対に止める」という強い想いのもと、誠実な施工を心がけています。

まとめ

静岡は台風の影響を受けやすい地域だからこそ、日頃から屋根の点検とメンテナンスが欠かせません。「何かあってから」では遅く、大きな費用が発生する前に手を打つことが大切です。

浜松で台風対策を検討している方は、地元密着の伊藤工芸までぜひご相談ください。安心・安全な住まいづくりを、全力でサポートいたします。

施工実績Works

伊藤工芸は浜松市を中心に静岡県西部から中部エリアにて雨漏り修理や葺き替え工事などの屋根修理・外壁塗装工事などをご提供しています。こちらでは最新の施工実績をご紹介いたします。

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