雨漏り修理のプロに頼むべき理由とは?台風対策を考える
2024/03/04
「いつもは雨漏りしないのに、台風の時だけ発生する」
「雨漏りしていた屋根を修理したけど、台風後にまた発生していた」
など、台風時の雨漏りでお悩みではありませんか?いつもは発生しない雨漏りが台風の時だけおこることはよくあります。
年に数回の台風でも、雨漏りを放置していると
・木材の腐朽やシロアリの発生により建物の耐久性が低下する
・カビが増殖して健康に悪影響を及ぼす
・シミの発生により外観が悪くなる
などの二次被害につながりかねません。
そのため、雨漏りが考えられる場合は早急に修理・補修を行う必要があります。建物の修理・補修を工務店やハウスメーカーに依頼する方も多いのではないでしょうか。しかし、台風時の雨漏り修理はプロがいる修理業者に依頼することをおすすめします。その理由は、台風時に雨漏りが発生する原因にはさまざまなパターンがあるからです。
そこで今回は、台風時の雨漏りや雨漏り修理をプロに頼むべき理由などについて説明します。事前にしっかり台風対策を行い、将来的に長く快適に住み続けることができる家にしませんか。
台風時に雨漏りが発生する原因
台風時にのみ雨漏りする原因として
・強風により瓦屋根が飛び、空いた部分から雨水が浸入する
・横なぐりの雨が降ることで、外壁の小さな割れ目やひびから雨水が浸入する
・大量の雨が降ることで、雨どいから雨水があふれて外壁から浸入する
などが挙げられます。
いずれも、台風による強風と雨量の多さから発生していることが理由です。台風時の強風により、雨はあらゆる方向から建物に打ち付けるように降り込みます。また、想定外の大雨が降るため、排水システムに過度な負担がかかります。そのため、通常の上から下に降る雨では雨漏りすることがなくても、台風時にだけ発生することがあります。
台風時にできる雨漏り対策
業者に依頼すると修理に2週間程度時間がかかります。そこで、自身でも台風時の雨漏りへの応急措置を行うこともできます。その方法を雨漏りの状況別にご紹介します。
外壁に小さなひびがある:防水テープを使用する
台風時は小さなひびも雨漏りの原因の一つです。そのため、原因箇所を防水テープでふさぐことが効果的な対策になります。防水テープにはさまざまな種類がありますが、雨漏り対策では防水性や耐熱性があるものがおすすめです。また、台風後にはがしやすいものを選ぶと、テープ跡がほとんど残りません。使用する際の注意点は濡れた場所、水がたまりやすい屋根や外壁などはテープがすぐに剥がれることです。そのため、防水テープは晴れた日に使用することをおすすめします。
すでに雨漏りが発生している:吸水シートを使用する
室内で雨漏りが発生している場合、吸水シートで雨水を受け止めることがおすすめです。新聞やぞうきんの代わりに吸水シートを敷いておくことで
・雨水が周囲に飛散することを防ぐ
・広範囲の雨漏りに対応できる
・乾かせば繰り返し使用できる
そのため台風後の掃除が楽になります。
屋根や外壁に大きなひびがある:雨漏り補修液(シーリング剤)を使用する
大きなひびがみられる箇所には雨漏り補修液(シーリング剤)を塗ると効果的です。シーリング材とは目地やひびなどのすきまに塗ることで防水性や気密性を維持するために用いられます。すきまをふさぐことができるので対策としてはかなり有効です。しかし、使用する際はさまざまな知識が必要となるので個人での使用はおすすめしません。
台風時の雨漏り修理はプロの業者に頼むべき理由
台風時の雨漏り修理は、新築の場合は工事を行った工務店やハウスメーカーに依頼することで費用を抑えることができます。なぜなら、建設完了後から10年間は「瑕疵(かし)担保責任」が保証されているからです。
「瑕疵(かし)担保保証」とは建物を建築した建設業者が工事で発生した傷や不具合、欠陥について一定期間保証する制度です。この期間内では、工事を行った業者が無料で雨漏りの修理を行ってくれます。
しかし、雨漏り修理の実績が少ない業者に依頼すると、不適切な修理により根本的な解決に至らないことがあります。なぜなら、雨漏り修理は根本的な原因を特定することが難しいためプロの業者でも知識や経験が必要となるためです。以下で特定が難しい雨漏り原因について詳しく説明します。
発生原因が複数箇所ある
雨漏りはさまざまな場所で発生している可能性があります。そのため、徹底的な調査により雨水が侵入する全ての箇所を特定した上で修理を行う必要があります。しかし、知識や修理実績の少ない業者に依頼すると、調査不足で全ての箇所の特定ができないことが多いです。
雨水の侵入箇所が発生場所から遠い
雨漏りが発生した近くに原因となる雨水の侵入箇所があるとは限りません。建物のすきまから侵入した雨水が、さまざまな経路をたどって雨漏りしている可能性があります。そのため、知識や実績の少ない業者に依頼すると、根本的な原因を特定できずに雨漏りを繰り返しかねません。
施工不良
雨漏りに対する知識やノウハウがないと、原因が建物の施工不良にあること
例えば、瓦屋根やスレート屋根には材の重なり部分にある程度のすきまが開けられています。これは通風や雨水の排水を促すためです。しかし、このすきまが施工不良によりふさがれるとそこに雨水が溜まり雨漏りの原因となります。
建物の修理費用は決して安くありません。雨漏り修理をしても再発しては修理費用が無駄になってしまいます。そのため、修理をする際はプロがいる専門業者に依頼することがおすすめです。
プロが行う雨漏りの原因を特定する調査方法
専門業者ではまず、徹底的な調査から雨漏りの原因箇所を特定します。具体的な調査方法は以下の4つです。
目視調査
雨漏りが考えられる原因箇所を目で見て調査する方法です。費用が安く、無料で行ってくれる業者も多いです。また、調査時間も早くすみます。しかし、雨漏りの原因を目視で特定するのはとても難しいです。そのため、プロの経験や修理実績により精度は異なります。目視調査の場合は、事前に費用と調査内容について確認することがおすすめです。
散水調査
ホースで水をかけて雨漏りを再現することで原因を特定する調査方法です。散水時間は1箇所につき約10〜30分行います。散水方法により再現度が異なるため、プロに作業を依頼すると高確率で発生箇所を特定できます。しかし、水道代は基本的に依頼主の負担となります。さらに、屋根での作業となると足場が必要になり追加費用が発生します。
赤外線サーモグラフィー調査
「高感度赤外カメラ」を使用して建物の表面温度から雨水の浸入箇所を予測する方法です。建物で雨漏りが発生している箇所では、表面温度が周囲より低い値となります。この温度変化を赤外カメラで捉えています。そうすることで見えない雨漏りを発見することができます。しかし、機材の使用は専門知識が必要となり、費用も高額になります。
発光調査
雨水が浸入していると推測される箇所に蛍光塗料を含む試験水を注入して原因を特定する方法です。雨漏りの原因箇所では、試験水にライトを当てると発光します。複数の雨漏り箇所を発見できるため、原因がいくつか考えられる場合に用いられます。
このように、プロに依頼することでさまざまな調査方法により雨漏りの原因を徹底的に調査した上で修理を行います。そのため、雨漏りの再発や無駄な費用が発生する確率が低くなります。
まとめ
この記事では台風時に雨漏りが発生する原因からその対策、雨漏り修理のプロに依頼する理由や調査方法についてお伝えしました。台風時の雨漏りは放置すると、建物の耐久性や居住者の健康などに影響します。そのため、根本的な原因を特定できるプロに依頼することがおすすめです。
伊藤工芸は、これまでの修理経験から雨漏り修理を得意としています。現地にてホースと高圧洗浄機を用いて散水調査を行い、原因箇所を徹底的に突き止めます。もし修理に不備があった場合は早急に無償で対応させていただきます。
台風時の雨漏りが心配な場合は浜松市を中心に活動する伊藤工芸にぜひ一度ご相談ください。