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換気扇から雨漏りが発生する原因は?修理方法も解説

2024/07/02

建物内で雨漏りが発生すると家電が故障したり、柱や壁、床などが傷んだりしていってしまうため早急に補修メンテナンスを行う必要があります。
イメージとしては屋根や外壁のトラブルが原因で雨漏りがしそうですが、実際にはさまざまな場所が原因となって雨漏りは発生します。
「換気扇」もその一つであり、換気扇付近が原因となって雨漏りが発生することがあります。
そこでここでは換気扇から雨漏りが発生する原因やその周知方法などについて紹介していきたいと思います。

換気扇のタイプの違いについて

換気扇にも多くの種類があるのですが、大きく分類すると2つのタイプに分かれます。
構造によって雨漏りのしやすさであったり、雨漏りの仕方も違ってくるため、まずはその構造を知ることが重要だと言えます。

プロペラファンのタイプについて

戸建て住宅などで壁際にキッチンがある際に多くみられるタイプの換気扇として「プロペラファン」があります。
こちらは外壁に穴を開けてそこに換気扇をはめ込んで換気口を設置するというものです。
構造がシンプルなものになるために施工しやすい、メンテナンスをしやすいというメリットがあるため、幅広く利用されています。
ただ、このタイプは外壁をくりぬいてそこに換気扇を設置するというタイプですので適切に防水処理が行われていない場合は換気扇付近から雨漏りが発生しやすいものとなってしまいます。
シンプルな構造で手軽に設置できる、メンテナンスもしやすいという特徴がある換気扇のタイプですが、室内の空気を外に押し出す力は弱く、シャッターの力も強くありません。
換気扇として気軽に使えるもののそれほどパワーは強くない換気扇のため、それに合った使い方が必要となる換気扇だと言えるでしょう。

シロッコファンのタイプについて

「シロッコファン」のタイプはレンジフードの内部の円筒形部分に細い縦の羽を取り付けたもので、空気はその筒の中を通っていく形になります。
室内の空気を外に送り出す力が強く、換気扇自体が外部の風の影響も受けにくいという長所があります。
外部の雨風などの影響を換気扇が受けにくいため雨漏りがしにくいのですが、吸気口と排気口との間が長くなっているため換気扇が原因で雨漏りが発生した際に原因を特定しにくいというデメリットもあります。
また、ダクト内に水が入り込んだ場合、本来であれば勾配によって自然と外部に排出されるようになっていますが、適切に勾配がつけられていない施工不良の換気扇の場合は内部に水が溜まってしまうために注意が必要です。
パワーはあるものの使い方、施工の仕方、メンテナンスの仕方に注意が必要な換気扇のタイプだと言えます。

なぜ換気扇付近で雨漏りが発生するのか

換気扇や換気扇の周囲が原因で雨漏りが発生するにはいくつかのパターンがあります。
ここではそれらの原因やトラブルの種類を順に紹介していきます。

外壁がひび割れ、劣化している

換気扇は外壁との関係性が深いため、外壁がひび割れや劣化している場合には雨漏りが起きやすくなります。
特に外壁がモルタル外壁などの場合は劣化すると小さいヒビが入ってきます。
こうした細かいひび割れ部分から雨水が内部に浸入してくるとダクト内に雨水が浸入して雨漏りの原因となっていきます。
また、換気扇を設置する際の排気口の周囲は外壁をくりぬいたり、換気扇を固定するためにビスを打ち込んだりしているために外壁がひび割れしやすくなっているという理由もあります。
このように換気扇の排気口の周囲は外壁がひび割れしやすい状況となっていることが雨漏りの発生につながりやすいと言えるのです。

建物の外側のフードの劣化や破損

建物の外側にある排気口には雨が直接当たらないようにするためにフードがついており、このフードが雨水が内部に侵入するのを防いでいます。
この換気扇を保護しているフードが劣化、破損することによって排気口に直接雨水が当たってしまうことがあるのです。
特に換気扇の内側にシャッターが設置されていないようなタイプの換気扇ではフードが劣化する雨水が室内に侵入してきやすくなるため大きな雨漏りの被害が出ることとなります。
フード自体はホームセンターやネットサイトなどでも販売しているため、劣化が進んでいて状態がひどい場合は、それらを購入して自分で交換するということも可能です。

コーキングが劣化している

換気口の周囲には外壁との間に隙間ができないようにコーキングが打たれています。
しかしコーキングは10年ほどで劣化してくることが多く、換気扇本体よりも先に劣化してきてしまうために、これが雨漏りの原因となることが多いのです。
コーキングは劣化してくると乾燥して崩れる、剥がれる、ボロボロと落ちてくるということがあります。
こうした状態になると雨水が内部に侵入しやすい状況となり、そこから浸入した雨水がダクト内に入ってくると雨漏りの原因となるのです。
特に換気扇が南向きの壁に設置されている場合は強い日差しを常に受けることとなるためコーキングが早く劣化する傾向があります。
条件によっては10年も経たずに5~7年ほどで激しく劣化することもありますので定期的なメンテナンスを行うことが重要だと言えます。

ベントキャップが劣化している

ベントキャップとは外壁側の排気口などに取り付ける蓋のようなものです。
この蓋を閉じておくことで雨風や虫などが換気扇から内部に入ることを防ぐことができます。
ベントキャップが劣化、破損しているとその破損した部分から雨風や虫が内部に侵入してしまうのです。
こちらのベントキャップもホームセンターなどで販売していますので、劣化している場合は定期的に交換していくのが良いでしょう。

換気扇付近から雨漏りが発生した場合に出る被害、影響とは

注意点

換気扇付近から雨漏りが発生するとどういった被害が出るのでしょうか。
ここでは雨漏りが発生した場合に考えられる被害について紹介していきます。

建物の構造体、基礎部分、土台部分などが腐食する被害

換気扇の内部、ダクト部分などから雨漏りが発生すると建物の重要な基礎部分、構造体などまで被害が及ぶ場合があります。
柱、土台などは建物のを支える根本となる部分であり、建物の「構造体」と呼ばれる基礎部分です。
こういった構造体まで雨水が侵入してしまうことで、構造体が木材であれば腐食、金属部分は錆びたり腐食したりしていくことがあります。
木材が腐食するとボロボロと崩れてしまうだけでなくシロアリが発生することもあり、建物の強度が大きく低下してしまうこととなります。
金属が腐食すると耐久性が大きく低下することとなります。
こうした基礎部分は外から見えにくいということもあり、腐食していると被害に気付いた時には大きな被害となっていることがあるので注意が必要です。
あまりにも基礎部分の腐食が進むと耐震性能も低下していきます。
基礎部分が大きく腐食してしまうと補修メンテナンスをする際には大規模な工事となる場合が多く、時間や費用もかなりかかることとなります。

建物の内装部分、壁紙などへの被害

換気扇のダクト部分から雨水が内部に侵入することで建物の壁紙などの内装部分に被害が出る場合があります。
クロスと呼ばれる壁紙に雨染みのようなものができたり、クロスが剥がれる、カビが発生する、浮いてくるといったトラブルが起きてくることとなります。
雨染みができると内装の美観が悪くなりますし、カビが発生するとシックハウス症候群にもつながります。
シックハウス症候群になると人によってはアレルギーや喘息の原因にもなっていきます。
もちろんカビが発生している壁紙は見た目も非常に悪いものとなります。
また、壁紙の下部分に設置されている石膏ボードは水分を多く含んでしまうと変形してくるために、内側から変形してくることで壁が膨れて見えたりする場合もあります。

家具、家電が壊れてしまう場合も

換気扇の付近に家具や家電があるとそれらが被害を受けて壊れる、破損するということもあります。
タンスなどの家具は雨漏りによって水分を受けることでカビが発生したり、腐食したりするということがあります。
雨漏りが多い場合はタンスの中の衣服も被害を受けるかもしれません。
また、テレビや冷蔵庫、電子レンジといった家電製品に雨漏りによって水がかかると故障や漏電の原因となります。
特に換気扇があるのはキッチンであることが多く、その周囲には冷蔵庫、電子レンジといったキッチン家電が多くありますので、それらが雨漏りの被害を受ける可能性があります。
家電に水がかかって漏電してしまった場合は紙やホコリなどのゴミに引火して火災の原因にもなりますので注意が必要です。

換気扇で雨漏りが起きた際の応急処置、補修方法について

換気扇から雨漏りが発生している場合は基本的には「専門の業者に修理、交換を依頼する」必要があります。
ただ、自然災害の後など、すぐに業者が来られない場合などに応急処置を行わなければならないことがあります。
ここではその応急処置や補修方法について紹介していきます。

内部に侵入する水を止める、抑える、拭く

換気扇から雨漏りが発生して、内部に水が侵入している際には水を止める、抑える、拭くことが重要です。
垂れている水分はバケツや洗面器で水を受け止めるようにして、見える水分については柔らかいタオルなどでふき取るようにします。
雨漏りをそのまま放置していると水が漏れて家具や家電にかかってしまうこともありますし、カビや腐食の原因にもなります。
まずは応急処置として雨漏りの対応をすることが重要です。

あくまで一時的な処置だけを行い、修理や交換は業者に任せる

換気扇から雨漏りが発生している場合はあくまでも一時的な処置だけを行い、本格的な修理は専門業者に依頼するというのが基本です。
一時的な処置で雨漏りが治まったように見えても、根本的に解決はしていませので、必ず適切な補修メンテナンスを行うようにしましょう。
補修をして機能を回復する場合もありますし、あまりにも劣化や破損がひどい場合には新しい部品に交換しなければならない場合もあります。
ただ、素人が自分で補修や交換をするのはより症状を悪化させる場合もありますので避けるようにしましょう。

まとめ

換気扇は建物の外部と内部をつなぐという性質がある設備のため、雨漏りが発生しやすい場所でもあります。
換気扇本体の劣化、コーキングの劣化、外壁の劣化などさまざまな理由で雨漏りが発生する場合がありますので、雨漏りが起きている場合は専門の業者に依頼して補修メンテナンス、交換をしてもらうのがおすすめです。

伊藤工芸代表:伊藤博史
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