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外壁からの雨漏りの原因は?必要な応急措置や修理方法について解説

2023/07/26

「外壁からの雨漏りで考えられる原因とは?」
「外壁塗装をすれば雨漏りは治るの?」
「外壁からの雨漏りの応急処置・修理方法を知りたい」

このような疑問やお悩みはありませんか?

雨漏りは屋根からしか起きないと思われがちですが、外壁が要因となっている場合は意外と多いです。外壁のひび割れや窓のサッシ周辺からも雨水が入り込んでくることがあります。

外壁からの雨漏りは、外壁材の劣化に限りません。台風や地震などの自然災害や、施工業者の施工不良によっても雨漏りは起こるのです。

今回は、外壁から雨漏りする原因について解説します。また、外壁から雨漏りにつながりやすい場所やその症状、応急処置や修理方法についても詳しく解説します。屋根以外の雨漏りでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

外壁からの雨漏りの原因

雨漏りは屋根だけに限ったことではありません。外壁からの雨漏りにはいくつかの原因があります。その原因について解説します。

外壁の経年劣化

外壁材が古くなり、痛むことで雨漏りが起こります。外壁塗装は防水の役割をしますが、紫外線や雨の影響で年数とともに塗膜も傷んできます。

塗膜が痛むと、外壁材に雨水が直接染み込むようになります。染み込んだ雨水が下地材や防水シートを劣化させ、室内に入り込むことで雨漏りにつながるのです。

台風や地震の影響

台風や地震などの自然災害でも、雨漏りは起こることがあります。台風などの強風による飛来物で外壁に傷が付いたり、地震による揺れが原因で亀裂が入ったりすることがあります。外壁に入った亀裂の隙間から、建物内部に入り込むことで雨漏りにつながります。

すぐに雨漏りはしなくても、雨水が下地材や断熱材にまで入り込んでいる場合もあります。梅雨の時期や台風などのあとは雨漏りしやすい状況ですので、外壁に傷がないか、壁などに雨染みがないかをチェックするとよいでしょう。

施工不良

家を建てて1〜2年など、家を建てて間もない状況で雨漏りの症状が出ている場合は、業者の施工不良の可能性が高いです。

  • ・外壁塗装の乾燥が不十分
  • ・正しい塗布量で施工されていない
  • ・外壁用の防水シートが適切に設置されていない
  • ・外壁や窓枠のつなぎ目のシーリング処理が不十分

上記のような施工不良によって、雨水が建物内へ入り込み、結果的に雨漏りにつながる原因となります。

外壁から雨漏りするときの主な場所とその症状

ここでは、外壁から雨漏りにつながりやすい場所とその症状について解説しますので、ご自身でも一度チェックしてみてください。

外壁の変色やひび割れ

外壁の変色やひび割れは、年数が経つとその症状が現れることがあります。外壁塗装は防水の役割をしています。年数が経つと塗膜が痛み、汚れが蓄積されることでコケやカビが発生します。

塗膜の劣化は、防水機能が低下してしまうため、外壁材やその下の防水シート、下地材の劣化につながります。ひび割れは、地震や飛来物の衝突などで亀裂が入り、その隙間から雨水が入り込んできます。ひび割れの幅が0.3mm以上の場合は早急に対処するようにしましょう。

シーリング剤の劣化

雨漏りは、シーリング剤の劣化が原因でも起こることがあります。シーリングは、外壁材同士のつなぎ目や、窓のサッシ周りの隙間を埋める役割をしています。

シーリング剤はゴムでできていますので、紫外線や雨によって膨張と伸縮を繰り返します。シーリング剤は古くなると硬くなってきて、やがてひび割れを起こします。その割れた箇所から雨漏りにつながるので、見つけたら早めに対処するようにしましょう。

窓のサッシから

窓の周辺からの雨漏りは、窓に取り付けてあるサッシの破損や、ビスの緩みや抜け、隙間を埋めるために施工されているシーリング剤の劣化によって起こります。

室内の窓周辺に雨染みがある場合は、サッシ周辺から雨漏りしていることが多いです。

幕板(まくいた)から

幕板

幕板(まくいた)とは、境界線の役割をもった横長の板のことです。主に1階と2階の境目部分に取り付けられたり、外壁の色や柄を変えたりする際に幕板を設置することで見栄えがよくなります。インテリアのアクセントで使われることもあります。

幕板の裏側にあるつなぎ目のシーリング剤が劣化することで、雨漏りにつながる場合もあります。幕板の上部にも雨水が溜まりやすく、外壁と幕板の間にシーリング処理がされていなかったり、弱かったりすることで雨漏りにつながります。

水切り金具のサビや劣化

水切り金具のサビや腐食などの劣化も原因のひとつです。水切りとは、建物の基礎や土台部分に設置されるL字型の金物部材のことです。

建物の外側の窓枠下などにも設置されており、外壁を伝ってきた雨水が基礎にあたるのを防ぐ役割があります。水切り金具も雨水の通り道であるため、金具のサビや腐食によって、雨漏りにつながります。

取り合い部分の劣化

取り合いとは、違う部材同士が接合する部分のことで、雨水が入り込むのを防ぐためにさまざまな箇所に使われています。

屋根と外壁の接合部分や、ベランダの防水層と排水口との接合部分が取り合いです。取り合い部分は隙間ができやすいため、取り合い部分が劣化することで、隙間から雨水が入り込み雨漏りにつながります。

外壁から雨漏りしたときの応急処置

雨漏り

雨漏りはすみやかに対処することが大切です。応急処置後は、早急に雨漏り専門の業者へ依頼するようにしてください。

ブルーシートで覆う

早急に応急処置をしなければいけない場合には、ブルーシートは有効です。直接の雨漏り箇所が不明な場合でも、想定される箇所一体にブルーシートで覆うことで応急処置はできます。

ただし、ブルーシートが飛ばされないように、固定はしっかりしておきましょう。ブルーシートがない場合は、レジャーシートでも代用可能です。

テープで塞ぐ

雨の浸入経路がわかっている場合は、防水テープで塞ぐのが有効です。雨水が入り込んでいる箇所に貼るだけです。貼る箇所は水滴などをできるだけ綺麗に拭き取ってから貼ると、密着性が高まります。

コーキング剤で補修

コーキング剤で補修することで応急処置はできます。ただし、雨漏りに対する知識や経験がある方が行うようにしましょう。間違った場所に塗ってしまうと、雨水の通り道が変わり、さらに悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

外壁から雨漏りしたときの修理方法

サッシ周囲の劣化

外壁だけに限らず、雨漏りは早めに対処することが大切です。どのように修理するか、その方法について解説します。

シーリング(コーキング)剤の充填や打ち替え

軽微な破損であれば、増し打ちや打ち替えで補修します。外壁のつなぎ目部分に充填されているシーリング剤や、窓のサッシ周辺に充填されているシーリング剤も劣化するため、増し打ちや打ち替えが必要です。

打ち替えの場合は、元のシーリング剤の施工年数の確認や点検をしっかりと行うようにし、10年に一度を目安にメンテナンスしてあげるとよいでしょう。

外壁の張り替え

外壁材の状態がひどい場合は、外壁材の張り替えが必要になってきます。

すでにある外壁材を撤去して、防水シートも補修したのち、新たに外壁を張り替えることになります。

外壁の重ね張り(カバー工法)

すでにある外壁材はそのまま残し、上から新しい外壁材で覆う(カバー)する方法です。雨漏りの解決になるだけでなく、外壁材が二重になるため防音性や断熱性が高い部材を使用すれば、断熱性能が向上します。

また、張り替えと比較した場合、古い外壁材などの撤去費用や処分費用が発生しないため、工費を安く抑えるメリットもあります。

外壁塗装の塗り替えだけでは雨漏りは防げない

外壁を塗装するだけでは雨漏りは治りません。外壁塗装は防水性を高めることが目的です。防水性だけ高めても、すぐに雨漏りする可能性があります。

雨漏りが発生しているということは、内部まで入り込んでいる可能性があります。外壁の中の防水シートや下地材は傷んでいる可能性があるため、塗装だけでは治りません。きちんと調査をして、原因を特定することが重要です。

雨漏り修理費用の目安

費用

雨漏りの修理費用相場について解説します。自然災害や築年数が浅い場合は、火災保険や無償修理が可能な場合もありますので、適用になるかなど、一度施工会社に見積もりを取ることをおすすめします。

費用相場

外壁の雨漏り修理の費用相場は以下になります。

  • ・雨漏り調査費用:0円〜10万円
  • ・シーリングの打ち替え、増し打ち:500〜1,200円/平方メートル
  • ・シーリング補修を含めた外壁塗装:60〜100万円
  • ・外壁の重ね張り:150万円〜
  • ・外壁の張り替え:200万円〜

新築から10年以内の場合は無償修理が可能

新築から10年以内であれば、無償修理が可能です。住宅瑕疵(かし)担保が適用になり、家を建てた施工業者に修理費用を請求できます。家を建ててすぐに雨漏りする場合は、施工業者へ連絡するようにしましょう。

火災保険や住宅総合保険が使える場合もある

火災保険や住宅総合保険が使える場合があります。火災保険は、自然災害による損害のみの条件になりますが、住宅総合保険は補償範囲が広いため、ご自身の加入されている保険を確認してみてください。適用するかどうかわからない場合は、ご加入の保険会社に確認してみるようにしましょう。

まとめ:外壁からの雨漏りは伊藤工芸へ!

雨漏りは屋根だけと考えがちですが、外壁が原因でも起こります。外壁の経年劣化や台風や地震などの自然災害、業者の施工不良が主な原因です。

外壁自体のひび割れはもちろん、シーリングやサッシ周辺の劣化によっても雨漏りにつながります。わずかな隙間からでも雨漏りが起こる危険性があるため、見つけたら早急に補修や修理にて対処することが大切です。

伊藤工芸は雨漏り修理を専門としており、外壁塗装など各種塗装工事や、リフォームまで浜松市を中心に幅広く対応しております。

お問い合わせやご相談、お見積もりは無料を承っておりますので、外壁からの雨漏り修理でお困りであれば、一度、伊藤工芸へご相談ください。

伊藤工芸代表:伊藤博史
伊藤工芸代表:伊藤博史

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雨漏り修理の施工実績


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