増築部分の雨漏り原因と対処法を解説
2024/03/04
「家を増築したばかりなのに雨漏りが発生して修理費用が恐ろしい。」そんなお悩みありませんか?家族が増えたり、ホームオフィスが必要になるなどでライフスタイルが変化すると家の「増築」を考える方が多いです。「増築」とは、建物の床面積を広げることです。実は、この増築部分は雨漏りが発生しやすい箇所になります。その理由は既存建物と増築部分のつなぎ目にすきまができるためです。雨漏りを放置すると建物の耐久性が低下するだけでなく、健康にも悪影響をおよぼしかねません。
そこでこの記事では、増築後の雨漏りに悩む人向けに増築部分で雨漏りが発生する原因から対処法まで詳しく解説します。
雨漏りにより屋根をすべて張り替えなければいけない場合、修理費が100万円なんてことになりかねません。しかし、事前に対処法を知ることで修理費用を抑えることができます。ぜひ参考にして増築部の雨漏りの悩みを解決しませんか。
増築部分で雨漏りが発生する原因
建物の増築工事では、既存の建物と新しい建物をつなげることで一つの建物にしています。そのため、増築部で雨漏りが発生する原因は結合時のつなぎ目にできるすきまにあります。では、なぜそのすきまができてしまうのでしょうか。さまざまな理由がありますが、主なものは以下の3つです。
・施工不良
・設計時の不備
・建材の老朽化
それぞれについて詳しく説明します。
施工不良
増築工事の際に不適切な施工が行われると、すきまができて内部に雨水が浸入します。例えば、建物の結合部の接続でシーリング材を不適切に使用したため、密閉されていないなどです。そのため、施工業者に依頼する前に、
・経験や実績が豊富にあるか
・口コミなどの評判がいいか
などを参考にして依頼することをおすすめします。
設計時の不備
雨どいの排水システムが不適切だと、雨水の流れが悪くなり雨漏りの原因になります。他にも、屋根の勾配が十分に検討されていない可能性もあります。そのため、既存建物とのかねあいや雨水の排水経路を考慮した設計が必要です。
建材の老朽化
増築してからしばらく経つ建物によくあるのは、建材や防水材の経年劣化です。これにより、必要な機能がうまくはたらかず雨漏りの原因になります。そのため、定期的なメンテナンスや適切な管理を行うことが、雨漏りを防ぐうえで必要です。
増築後に雨漏りが発生したときの対処法
雨漏りは放置しておくと、さらに深刻化してしまいます。そのため、発見後の早急な対応が重要です。雨漏りを発見したときは、まず業者に連絡することをおすすめします。増築してあまり日が経過していないときは、工事業者に依頼すると保証期間内である可能性があります。
一方、時間がある程度経過しているときは、雨漏り修理の専門業者に依頼する方が望ましいです。なぜなら、雨漏りが発生する原因はさまざまであり、専門業者でないと特定が難しいからです。業者に依頼して調査後に修理を行うことで、将来的に家を長持ちさせることができます。また、原因が屋根のような高所での修理作業は非常に危険です。そのため、専門性に長けた業者に依頼することで、安心して確実に雨漏り修理を行うことができます。
増築部の雨漏り時にできる応急措置
増築した後に雨漏りを発見して業者に依頼しても、実際に修理するまでに時間がかかります。この間に雨漏りが進行してしまい、修理費用が増大することになりかねません。そのため、自身でもできる3つの応急処置について説明します。
バケツで天井から雨漏りを防ぐ
天井からの雨漏りで水滴が落ちているときは、バケツを使用して床が濡れないようにすることでカビの発生を防ぎます。また、バケツの下にビニールシートやぞうきんを置くことで、水がはねた際に床が濡れることを防止できます。あるいは、バケツの中に吸水シートを入れることで、周囲に雨水が飛び散りません。
ぞうきんで拭き取って窓・サッシからの雨漏りを防ぐ
窓・サッシから雨水が染み出してきているときは、雨漏り部分にぞうきん(あるいは不要なタオル)を置いて応急措置をします。使用するぞうきんはできるだけ大きいものがおすすめです。なぜなら、大雨などで染み出してくる雨水が多い場合はこまめにぞうきんをしぼる必要があるからです。
防水テープで原因箇所をふさぐ
雨漏りの原因箇所が特定できているときは、防水テープにより室内へ雨水が浸入することを防ぐことができます。防水テープは油分や水分のない乾いた状態で貼ると剥がれにくくなります。貼り方としては、サッシの下から両側、上の順番で空気が入らないように密着させることがポイントです。
3つの応急措置についてお伝えしましたが、これらはあくまでも応急措置です。そのため、雨漏りしたときはできるだけ早く専門業者に依頼することをおすすめします。
増築後の雨漏り修理業者を選ぶときのチェックポイント
専門業者に依頼するとはいえ、業者の不適切な施工により雨漏りが再発しては元も子もありません。そのため、専門業者を選ぶときの3つのチェック項目についてご紹介します。
見積もり内容が適正範囲か
雨漏り修理の費用は原因となる箇所がどこなのかでかわってきます。部分的な修理であれば数万円程度で済むことがほとんどです。しかし、屋根の張り替えとなると100万円以上必要であることがあります。相場を知らないと修理費として多額の請求をされかねません。そのため、相場を把握しておくことが大切です。また、複数の業者に調査を依頼して相見積もりを取っておくこともおすすめです。
施工実績が十分にあるか
雨漏り修理は原因の特定が難しい場合があります。そのため、長年の知識や経験が高いほど完全に修理できる確率は高いです。修理業者のホームページには、雨漏りの修理実績が載っています。なので、修理業者のこれまで行った修理実績や口コミを一度確認したうえで依頼することを推奨します。
修理後の保証があるか
雨漏り修理を一度行ったとしても、雨漏りが再発する可能性があります。そこで重視したいのが、修理後のアフターフォローがあるかです。実は、新築では「瑕疵担保責任」という制度が義務づけられており、工事後10年間は無償で雨漏り修理ができます。しかし、増築ではこの制度が適用されません。そのため、「リフォーム瑕疵保険」の登録事業者や個別で保証制度を設けている専門業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、増築部分で雨漏りが発生する原因とその対処法について詳細にお伝えしました。雨漏りが発生する理由は、既存建物と新規部分とのつなぎ目にできるすきまにあります。雨漏り時の対処法は、個人では応急措置にとどめておき、早急に業者に依頼することがおすすめです。業者に依頼するときは以下の3つを事前に調べておくことで、修理前後も信頼できる業者に任せることができます。
・雨漏り修理の相場
・業者の施工実績
・修理後の保証
もし増築後の雨漏りでお困りでしたら、浜松市を中心に雨漏り修理を得意とする伊藤工芸にお任せください。弊社では、徹底的に調査を行いお客様のニーズに合わせた修理を行います。また、部分的な修理にも10年保証をおつけしております。そのため、万が一修理に不備があった場合は、すぐに無償でご対応させていただきます。
ご相談、現地調査、お見積は無料にて行います。静岡県浜松市周辺にお住まいの方はぜひお気軽にご相談ください。