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増築のつなぎ目からの雨漏りは放置しないで!対処法を解説

2024/07/02

建物の部屋を増やしたりするために「増築」を行うことがあります。
決められた土地を有効的に使用するために便利な増築ですが、増築する際には元からあった部分との間に「つなぎ目」ができてしまいます。
このつなぎ目から雨漏りが発生する場合があるのですが、この雨漏りは放置していると大きなトラブルに発展する場合があります。
そこでここでは増築のつなぎ目部分の雨漏りや、その対処法について紹介していきたいと思います。

なぜ増築部分から雨漏りが発生してしまうのか

増築をしたとしてもすべてが完璧に施工されたのであればそれほど雨漏りが発生することはありません。
ではなぜ増築部分から雨漏りが発生するのでしょうか。
ここではその原因を3つ紹介していきます。

施工不良、施工ミス

これは完全に施工した業者の問題です。
施工中の作業ミス、施工ミスによってつなぎ目部分に傷がついたり、仕上がりが雑になってしまうという場合があります。
その結果雨漏りが発生することがあります。
特に防水加工処理などが不十分の場合はすぐに雨漏りにつながります。

設計ミス

こちらも多い業者側のミスです。
増築を行う際には屋根の勾配、つなぎ目の熱さや長さ、雨水が流れていく道筋などについて適切に設計を行い、設計図通りに施工を進めていく必要があります。
設計時点でミスがある、設計図通りに施工できていないということがあれば、それが雨漏りの原因となります。

材料や部材の経年劣化

業者がミスなく施工をしたとしても使用された屋根材、板金、防水材などは経年劣化していきます。
特に強い日差しを受ける場所や気温が特に高い、低い地域などでは経年劣化が早まることもあります。
たとえしっかりと施工されたとしても増築部分は定期的にメンテナンスを行っていく必要があると言えます。

増築部分の雨漏り調査について

だいたいの原因がわかったとしても具体的にどの部分でどのようなトラブルが起きているのかということが特定できなければ適切な雨漏りの補修メンテナンスができません。
そこでここでは増築部分の雨漏り調査について紹介していきます。

現地調査

もっとも効果的な調査方法は業者が現地に来て雨漏りが発生している部分について確認していくことです。
増築部分の外側だけでなく、内側からの確認や周辺部分を細かくチェックしていくと同時に、どのように雨漏りが起きているのかということを調べていきます。
この際、雨漏りではなく結露ではないか、複数の場所が雨漏りの原因となっていないかなども含めて細かく調べていきます。

画像や動画などの情報の解析

業者が直接目視で確認した情報や、高解像度カメラ、ドローンなどを使って撮影した画像や動画などの情報を集めていきます。
これらの道具を使うことで人が直接見えない部分などもしっかりと確認することができます。
撮影された画像や動画を分析、解析していくことによって雨漏りの原因となっている場所やその状況を把握していくことができます。

水の流れをシュミレーションしていく

雨漏りの原因場所がある程度わかると電子シュミレーションを使用して雨水の流れや集水状態などを再現していきます。
この際、赤外線カメラや散水テストなどを行う場合もあります。
これらのシュミレーションを行うことで現地調査や情報解析だけではわからなかった問題点を発見することが可能となります。
こうして雨漏りの原因を特定していきます。

調査報告を行う

雨漏りの原因が特定できたら調査結果をまとめて家主、依頼者に報告を行います。
その報告書には「雨漏りの原因」「破損や劣化の程度」「修理や交換などの補修方法」などが含まれることとなります。
依頼者はこの報告書を見て、どのように補修メンテナンスを行っていくかを決めていくこととなります。

増築部分の雨漏りについての保証はどうなる?

建物については新築の際には業者が保証責任を持ってくれる場合があるのですが、増築については保証はどうなるのでしょうか。
ここでは増築部分の雨漏りの保証について紹介します。

新築の場合とは保証制度が違う

新築で建物を建てた場合には築10年までは「瑕疵担保責任」として欠陥があった場合には業者が保証してくれることとなります。
そのため新築10年までは業者責任となるため、業者に相談すれば良いということになります。
しかし増築の場合には瑕疵担保責任制度はありません。
あくまでも新築の場合に利用できる制度なのです。

リフォーム瑕疵保険

増築の場合には「リフォーム瑕疵保険」が利用できる可能性があるのですが、これに関しても必ず使用できるというものではありません。
まずリフォーム瑕疵保険は業者が任意で加入する制度のために業者が加入しているとは限らないのです。
また、カバーされる範囲や保証内容が違っているため増築部分が保証されないということもあります。
つまり増築を検討している場合は増築リフォーム業者や保険会社との契約内容を確認した上で、どういった保証が適用されるのか、適用できないのかということを事前に確認しておくことが重要です。

保険や保証に関わることが多いので必ず確認しておくこと

増築を行うと部屋数を増やしたり、建物としての機能を高めることができる可能性もありますが、元から加入している保証や保険に影響するということもあります。
増築専用の保険に加入しているのか、増築部分をカバーするような保険に加入しているのかということもありますが、他の保険に影響してしまう可能性があるということも踏まえた上で増築を検討しましょう。

増築部分からの雨漏りについての応急処置について

雨漏り

増築部分から雨漏りが発生している場合は修理業者に補修を依頼して修理をしてもらうこととなります。
しかしすぐに業者が来られないという場合にはできる限りの応急処理をすることとなります。
ここでは増築部分からの雨漏りについての応急処理について紹介していきます。

雨水が落ちてくる場所にブルーシートや大きめのビニールを敷く

まずは水が落ちてくる場所の下部分にブルーシート、大きめのビニールなどを敷いていきます。
これは床部分を守るためです。
床に雨水がかかり続けると床板が傷む、腐食するということがあります。
床が水浸しにならないようにブルーシートなどで防いでいきましょう。
ブルーシートなどがすぐに用意できない場合は大きめのバスタオルなどでも構いません。

バケツや洗面器などで水を受け止める

雨水が落ちてくる場所にブルーシートなどを敷いたら、その上にバケツや洗面器などを置いて水を受け止めるようにしましょう。
直接ブルーシートに水が落ち続けることがないようにするためです。
ある程度はこれで雨水を防ぐことができるのですが、バケツや洗面器が一杯になったら空にするようにしましょう。

雑巾やタオルで雨水を拭き取る

増築部分の窓や壁から侵入してにじみ出てくるような場合は迅速に拭き取ることが重要です。
染み出てきている雨水を放置していると室内の湿度が高まることでカビの発生などにつながる場合があります。
また、家電や家具に水がかかってくると故障、腐食、漏電などの危険性もあります。
水がにじみ出ている場合は早めに雑巾やタオルなどで拭き取ることが重要です。
この際、硬い布などで無理に拭こうとすると傷がついたりする場合がありますので、できれば柔らかい布で拭き取ることをおすすめします。

増築を行う際に雨漏りに配慮する方法

増築を行うとどうしてもつなぎ目ができたりすることで雨漏りがしやすい状況ができてしまいます。
そこで重要となるのは増築を設計する段階で雨漏りがしにくいように配慮するということです。
ここでは増築を行う際の配慮する点について紹介していきます。

屋根部分で配慮するポイント

増築部分の屋根については既存の屋根と一体感を出すように設計する必要があります。
特に屋根の形状には注意が必要で、平屋根の場合は適切な勾配をつけて水が流れるようにしなければいけませんし、屋根材についても既存の屋根材と合わせていく必要があります。
できれば耐久性や防水性などが高いものを選ぶと良いでしょう。

壁との接合部分で配慮するポイント

増築部分の壁については接合部分の防水処理を行うことが重要です。
この接合部分は雨水が侵入しやすい場所でもあるため、コーキングを丁寧に行って施工していくことが重要です。
また、壁に窓やドアを取り付ける場合もその部分から雨漏りが起きやすいので、防水性が高い枠やフレームを選んで適切に取り付けることが重要となります。
窓部分には外側に小さい屋根を取り付ければ窓に直接雨が当たるのを防ぐことができます。

材料を選ぶ際のポイント

増築を行う際には材料を選ぶ際にも注意が必要です。
防水シートや防水塗料などの防水材については機能が高いものを選び、適切に施工していかなければなりません。
また、コーキング材や接着剤についてもできるだけ耐久性や耐候性の高いものを選び、長期間性能を維持できるようにするのが重要です。

施工業者を選ぶ際のポイント

増築工事については他の補修工事などとは少し内容が違っています。
かなり特殊な工事となるため、増築工事に多くの実績があり、その施工について評判が良い業者を選ぶことが重要となります。
過去の施工例などを公開している業者であれば、それらを確認していくのも良いでしょう。

まとめ

リフォーム工事の中でも増築工事は特殊な工事となります。
どうしても既存の壁や屋根との間につなぎ目ができてしまうためにそこから雨漏りが発生しやすい状況となってしまうのです。
増築の設計段階から雨漏りをしないように注意して行い、できるだけ増築工事の実績がある業者に依頼することも重要だと言えるでしょう。

伊藤工芸代表:伊藤博史
伊藤工芸代表:伊藤博史
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