台風前にできる雨漏り対策をご紹介
2024/04/01
「来週の台風は雨がひどいみたいだから雨漏りしないか心配。」
「業者が来る前に台風が来てしまうけど、何をしたらいいかわからない。」
こんな悩みありませんか?
実は、台風時は普段よりも雨漏りしやすくなっています。
なぜなら、台風時には雨量が多いだけではなく、強風により横殴りの雨が降り込むためです。
しかし、事前にしっかり対策を行うことで雨漏りの進行を抑えることができます。
そこで今回は、台風時の雨漏りが心配な人向けに事前にできる対策について解説します。
この記事を読むことで、台風時の雨漏りの危険性が高い場所や自身でできる対策、作業時の注意点について知ることができます。
事前に対策を行うことで雨漏りによる建物の被害を最小限に抑えることができます。
ぜひ実践してみてください。
台風時に雨漏りしやすい原因とは?事前の対策が重要な理由
台風時には、
・大量の雨が降る
・強風により激しい雨が建物に打ち付ける
・あらゆる方向から雨が吹き込む
のように通常とは異なる降雨に見舞われます。
普段はなんともない建物でも思わぬところから雨漏りが発生する可能性があります。
一般的に、台風前に行う対策として停電・断水、避難への備えは重要です。
しかし、これらの対策と同じくらい事前に雨漏り対策を行うことも重要になります。
その理由は、住居で雨漏りが発生すると木材の腐朽やシロアリの発生により建物の耐久性が低下するからです。
また、カビの増殖は居住者の健康被害につながります。
そのため、台風時に事前に対策を行うことで住居の雨漏りの進行を抑えることが重要です。
では、台風時に雨漏りする危険性が高い場所や事前の対策について具体的に解説します。
台風時に雨漏りする危険性が高い3つの場所
台風時に雨漏りする危険性が高い場所は以下の3つです。
・屋根
・外壁
・換気扇の排気口
屋根
台風時は強風により瓦が飛ばされたり、近所から瓦が飛んでくる可能性があります。
また、経年劣化により屋根の防水性が低下しているかもしれません。
そのため、屋根にできたすきまから雨水が侵入して雨漏りが生じます。
外壁
外壁の小さなすきまも雨漏りの発生箇所となる可能性があります。
なぜなら、台風時には強風により横殴りの雨が降るためです。
強風で圧力の強い雨水が外壁に打ち付けることで、小さなすきまから雨水が侵入してしまいます。
換気扇の排気口
通常の雨天時には、換気扇の排気口から雨漏りする可能性は極めて低いです。
しかし、台風時にはこのような箇所から雨漏りするかもしれません。
その理由は、台風時の風にのって雨があらゆる方向から降り込むためです。
当然のことながら通常は、上から下に雨が降ります。
しかし、台風時は風の影響で下から上に降り込むことがあります。
そのため、排気口も雨水が侵入して雨漏りとなる原因の一つです。
台風前にやっておきたい対策
住居の雨漏り対策として、事前にできる対策について解説します。
事前に対策をしておくと、住居の寿命を長持ちさせるだけでなく、その後の修理費用を抑えることができます。
なお、ここで紹介する対策はあくまで応急処置になります。
そのため、住居で雨漏りの可能性がある場合は、できるだけ早く業者に調査依頼することをおすすめします。
床をブルーシートで覆う
室内での雨漏は、木製家具の腐朽や電化製品の漏電などの二次被害につながります。
そのため、雨漏りしている箇所が一部屋に複数あるときは室内全体をビニールシートで覆うのがおすすめです。
ブルーシートはホームセンター等で購入することができます。
選ぶ際にはさまざまな基準がありますが、選ぶ際の基準の一つは厚さです。
厚さによって「#1000」や「#2000」などがあります。これは、ブルーシートの重さを表しています。
室内全体をブルーシートで覆う場合は、「#3000」以上がおすすめです。
実際に、ブルーシートを使用して雨漏り対策を行う手順は以下の通りです。
- S字フックあるいははてな型フックを部屋の四隅に取り付けて、ブルーシートの輪の部分に引っ掛ける
- 雨水が溜まるブルーシートの中心に穴を開ける
- 2で開けた穴の下にバケツやおけを置き、雨水を受け止める
雨水の浸入箇所を防水テープでふさぐ
雨水の浸入箇所が小さなひび程度である場合は、防水テープの使用がおすすめです。
ひびに防水テープを貼ることで台風時にも雨水の浸入をしっかり防ぐことができます。
雨漏り対策時の防水テープは水をはじきやすく、耐熱性に優れたものが良いです。
他にも、粘着部が壁に張り付いたままにならないものを使用すると、台風後に剥がす際にテープの跡が残らず壁を綺麗に保つことができます。
また、防水テープは周囲が乾いている状態で貼ることがポイントです。
粘着部が濡れてしまうとすぐに剥がれてなかなかくっつきません。
そのため、周囲をタオル等でしっかり拭いてから防水テープを使用するのがおすすめです。
バケツの中に吸水シートを敷く
室内で雨漏りにより雨水が落ちているときは、バケツで雨水を受け止める方法が最適です。しかし、水がある程度貯まると落ちてくる雨水がはねて周囲が濡れる可能性があります。
そのため、バケツの中に吸水シートを敷くと溜まった水がはねないので一押しです。
また、吸水シートは使用後に自然乾燥させると何度でも使用できます。
台風前にやってはいけない対策
前節では、台風前にぜひやっていただきたい対策についてお伝えしました。
事前の対策の中には、危険がともなう対策や逆効果となる対策があります。
そのため、ここでは台風対策としてやらないほうがいい対策についてお伝えします。
台風前のNG対策は以下の2つです。
・屋根の上に登って作業を行う
・雨水の浸入箇所にシーリング材を塗る
屋根の上に登って作業を行う
高所での作業は慣れていないと、転落の恐れがあるため非常に危険です。
そのため、できるだけ屋根での対策は、業者に任せることをおすすめします。
あるいは、台風後に専門業者に依頼して修理してもらうほうが安全です。
雨水の浸入箇所にシーリング材を塗る
大きなひびにはシーリング材を塗ると、雨漏り対策として効果的です。
しかし、シーリング材を塗るときは事前に汚れを落とし、マスキングテープを貼り、ムラなく塗らなけばなりません。
塗装方法を間違えると、補修した箇所の見た目が悪いだけではなく、十分な補修効果が得られないこともあります。
そのため、個人でのシーリング材の使用は控えて台風後に専門業者に雨漏り修理を依頼することがおすすめです。
まとめ
今回は、台風前にできる雨漏り対策について詳しく解説しました。
対策の中には、ぜひ実践していただきたい対策とやらないほうがいい対策があります。
対策により雨漏りを悪化させてしまっては元も子もありません。
台風前はできる範囲で対策を行い、台風後に雨漏り修理を依頼することをおすすめします。なぜなら、雨漏り修理の専門業者は、過去の経験や知識から徹底的に原因箇所を突き止めることができるためです。
浜松市周辺で台風時の雨漏りについてお困りの方はぜひ伊藤工芸にご依頼ください。
弊社では、散水調査により徹底的に雨漏りの原因箇所を突き止めます。
万が一、施工内容に不備があり雨漏りが再発した場合は、すぐに無償にてご対応させていただきます。