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マンションで雨漏り発生!原因と早急に取るべき5つの対処法

2025/02/03

マンションで雨漏りが発生すると、住民にとって深刻な問題になります。放置すると建物の劣化が進み、健康被害のリスクも高まります。「どこに連絡すればいいのか?」「修理費用はどうなるのか?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。

この記事では、マンションの雨漏りの主な原因と、早急に取るべき5つの対処法を詳しく解説します。早めの対応が被害拡大を防ぐ鍵となるため、ぜひ参考にしてください。

マンションで雨漏りが起こる主な原因

屋上やベランダの防水層の劣化

マンションの屋上やベランダには防水層が設けられています。しかし、長年の使用により防水シートや塗膜が劣化し、ひび割れや剥がれが生じることがあります。これにより、雨水が建物内部に浸入し、雨漏りの原因となります。

外壁のひび割れ(クラック)

マンションの外壁は風雨や地震の影響を受け、小さなひび割れ(クラック)が発生することがあります。わずかな隙間から雨水が染み込み、内部の壁や天井に影響を及ぼします。特に経年劣化が進んだ建物では注意が必要です。

窓枠やサッシのシーリング(コーキング)の劣化

窓枠やサッシのシーリングは、建物の気密性や防水性を維持するために重要な役割を果たします。しかし、経年劣化によりシーリング材が硬化・収縮し、隙間が生じると、そこから雨水が浸入する可能性があります。

排水溝の詰まり

屋上やベランダの排水溝が落ち葉やゴミで詰まると、雨水が排水されずに溜まり、建物内部に浸入することがあります。定期的な清掃が重要です。

上階からの漏水

マンションでは、上階の住戸からの水漏れが雨漏りと誤解されることがあります。浴室やキッチンの配管が劣化し、水が下階へ漏れるケースが多いため、早めの確認が必要です。

雨漏り発生時に早急に取るべき5つの対処法

【対処法1】水が漏れている場所を特定する

雨漏りが発生したら、まずは水がどこから浸入しているのかを確認することが最優先です。確認を怠ると、修理を依頼した際に原因特定が遅れ、余計な時間と費用がかかる可能性があります。

【確認すべきポイント】

①天井のシミや水滴

天井にシミができていたり、ポタポタと水滴が落ちている場合、屋上や上階からの浸水の可能性が高いです。

②壁のシミや剥がれ

壁紙が浮いていたり、シミができている場合は、外壁のひび割れやサッシ周辺のシーリング劣化が原因かもしれません。

③窓枠やサッシ周辺

雨が降った際に窓枠から水がしみ出てくる場合、シーリングの劣化や施工不良が疑われます。

④ベランダや排水口

ベランダに水たまりができている場合、排水溝の詰まりが原因で水が逆流している可能性もあります。

【チェックの際の注意点】

・目視だけでなく、手で触って湿り気があるかどうかを確認する
・懐中電灯を使って影になっている部分も調べる
・雨漏りの水の色(透明か、汚れているか)を観察し、汚れている場合は屋上からの漏水の可能性を考える

雨が降っている最中に確認するのが最も分かりやすいですが、難しい場合は、雨が止んでからも天井や壁の状態をチェックし、どこに異常があるのかを把握しておきましょう。

【対処法2】応急処置を行う

雨漏りの被害を最小限に抑えるために、すぐに応急処置を行いましょう。適切な対応を取ることで、二次被害を防ぎ、修理までの間にさらなる被害が広がるのを防げます。

水を受ける対策

・水滴が落ちる場所にはバケツや洗面器を設置し、水が床に広がるのを防ぐ
・タオルや雑巾を周囲に敷き、水が飛び散らないようにする

水の拡散を防ぐ対策

・床やカーペットが濡れてしまうとシミやカビの原因になるため、できるだけ早く水分を拭き取る
・水が染み込みそうな場所にはビニールシートを敷く

雨水の侵入を抑える対策

・窓枠やサッシの隙間 → 防水テープやタオルを詰める
・天井からの雨漏り → ブルーシートや防水シートを貼る
・壁のひび割れ部分 → シリコン系の補修材を一時的に塗布する

電気機器・家具の移動

・雨漏りの近くに家電製品がある場合、感電や故障の危険があるため、速やかにコンセントを抜き、別の場所へ移動する
・木製の家具は水分を吸収しやすいため、濡れる前に移動させる

応急処置のポイント

・あくまで一時的な対応であり、根本的な修理には専門業者の点検・施工が必要
・防水テープやブルーシートの代用品として、レジャーシートや大きめのゴミ袋も活用可能

【対処法3】すぐに管理会社や大家に連絡

雨漏りが発生したら、応急処置をした上で、すぐにマンションの管理会社や大家に連絡を入れましょう。

分譲マンションの場合

・管理組合や管理会社に報告(建物全体の問題であれば、管理組合が修繕費を負担する可能性があるため、早めに連絡することが重要)
・共有部分か専有部分かを確認(雨漏りの発生箇所によって、修理費用の負担が異なる)

賃貸マンションの場合

・大家や管理会社に報告(修理費用の負担や対応方法は賃貸契約によるため、契約内容を確認する)

連絡時に伝えるべき内容

・雨漏りが発生した日時
・水が漏れている場所と状況(写真があるとベスト)
・どのような応急処置を行ったか

【対処法4】専門の業者に点検・修理を依頼

管理会社や大家に報告した後は、専門業者による調査と修理が必要になります。

雨漏りの調査方法

①目視調査(外壁や屋上、防水層の破損や劣化をチェック)
②散水試験(水をかけて浸入経路を特定)
③サーモグラフィー診断(赤外線カメラで壁の内部の水の流れを調べる)

主な修理方法

①防水工事(屋上やベランダの防水層を再施工(ウレタン防水、シート防水など))
②外壁補修(クラックの補修や塗装の再施工)
③シーリング補修(窓枠やサッシ周辺の隙間を埋める)

信頼できる業者を選ぶポイント

・施工実績が豊富か
・料金が明確か(見積もりが細かく書かれているか)
・アフターサービスが充実しているか

【対処法5】修理費用と保証の確認

雨漏り修理には一定の費用がかかりますが、管理組合や火災保険の適用範囲を確認することで、負担を軽減できる可能性があります。

修理費用の目安

・防水工事:10万円~(屋上・ベランダの防水施工)
・外壁補修:5万円~(ひび割れ補修・シーリング施工)
・シーリング補修:3万円~(窓枠やサッシの隙間補修)

火災保険の適用可能性

・「風災」「水災」などの特約が付いている場合、雨漏りの修理費用が保険でカバーされることがある
・契約内容を確認し、適用されるかどうかを保険会社に問い合わせる


管理組合の修繕費の利用

・分譲マンションでは、共有部分の修繕に修繕積立金が使える場合がある
・早めに管理組合に相談し、適用可能か確認する

以上の手順を踏めば、雨漏りによる被害を最小限に抑えることができます。

雨漏りを防ぐための予防策

定期的な点検・メンテナンス

10年ごとに大規模修繕を行うことが推奨されます。特に防水工事の耐用年数を把握し、適切なタイミングでメンテナンスを実施しましょう。

ベランダや屋上の清掃

排水溝の詰まりを防ぐため、定期的に掃除を行いましょう。落ち葉やゴミが溜まると、雨水の流れが悪くなり、雨漏りの原因になります。

外壁やシーリングの補修

外壁のひび割れやシーリングの劣化を定期的にチェックし、早めに補修することで雨漏りを防げます。

火災保険やマンション管理規約の確認

火災保険によっては雨漏り被害が補償されるケースもあります。また、マンション管理規約を確認し、修繕費用の負担範囲を把握しておくことが重要です。

まとめ

マンションでの雨漏りは建物の劣化や健康被害を引き起こす可能性があるため、早急な対応が必要です。管理会社や専門業者への相談、応急処置による被害拡大の防止、そして定期的なメンテナンスによる予防が重要な対策となります。

浜松市にお住まいの方は、専門知識と豊富な経験を持つ「伊藤工芸」へお気軽にご相談ください。迅速かつ確実な修理で、お客様の雨漏りの悩みを解決いたします。

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