雨漏り修理はどこに頼めばいい?
2024/08/08
雨漏り修理を依頼することができる業者には、雨漏り修理を専門とする企業や地元の工務店、家を建てた住宅メーカーなど、さまざまな選択肢があります。中でも、家を建てた工務店や住宅メーカーに依頼することが最も良いと考えられがちですが、これは新築後のサポートが適切に行われている場合に限ります。
住宅の保証期間が終了している場合は、インターネット、電話帳、チラシ、知人の紹介、近隣の工務店など、様々な方法を駆使して新たな業者を探す必要があります。その中で自分に合い信頼できる業者とは、いかなる業者でしょうか。
ズバリ、雨漏り修理業者を選ぶ際の要点は、自身にふさわしい業者を選ぶことです。雨漏り修理を請け負う企業には、それぞれ特長があります。雨漏りの応急処置を手頃な価格で行う企業、応急処置か、大規模な改修かを選択できる企業、雨漏りだけでなく他の修理を包括的に提案する企業などが該当します。
お客様の価値観や住宅の状態に応じて、適切な業者の選定方法が変わってきます。そのためには、お客様ご自身が厳格な基準を設けることが大切です。お客様自身が確実な知識を持つことが重要です。消費者の知識不足や情報不足を悪用する業者に騙されないように気をつけましょう。
こちらの記事では、雨漏り修理業者を選ぶ際に確認すべきポイントや注意事項について解説していきます。
雨漏り修理はどこに頼むのがオススメ?
ここでは雨漏り修理はどこに頼むのがオススメなのかについて解説していきます。
雨漏り修理専門業者・リフォーム店の場合
雨漏りの修理を専門とする業者やリフォーム店は、ウェブ検索や店舗訪問、知人の紹介などを通じて依頼可能です。専門業者とは、雨漏り修理に特化したビジネス形態を指します。優れた技術を持つ職人が揃っているため、業務が円滑に進むはずです。
初めて聞くと当たり前に思えるかもしれませんが、それは実は驚くべきことです。複数の業務を担当する業者は、やり取りが複雑になり、修理作業を始めるまでに手間や時間がかかります。
その点、雨漏り修理専門業者では、「どこから漏水していますか?」という具体的な質問からスタートし、迅速に現地調査まで進めることができます。現場の職人たちは、豊富な建築知識と雨漏り修理に特化したスキルを持っています。
火災保険の手続きなど、工事費を節約するための支援にも精通しているでしょう。さらに、保証付きの会社に依頼すれば、再発時にも無料で駆け付けてくれます。大規模なリフォームだけでなく、一部の修理など、柔軟に対応してくれる点も魅力です。
家を施工した住宅メーカー・地元工務店の場合
雨漏れ修理が必要な場合、住宅メーカーや地元の工務店に頼むこともできます。修理を依頼する際は、タイミングを考慮することでスムーズに進められます。それについて詳しく説明します。
まず、新築してから10年以内の場合、通常は施工した住宅メーカーに問い合わせるのが一般的です。保証期間が終了している場合、地元の工務店に電話する人もいます。彼らは住宅の専門家であり、地域の建築に精通しているため、信頼できる相手と言えます。
ただし、彼らは家を建てることが専門であるため、大工さんの不足が業界全体で深刻な問題となっています。時には工務店や住宅メーカーが、組織の利益や優先順位を考慮して、新築プロジェクトを優先することもあります。
雨漏り修理業者選びで重要な5つのポイント
ここでは雨漏り修理業者選びで重要な5つのポイントについて解説していきます。
費用:雨漏り修理業者の基本料金には「グレード」がある
雨漏り修理を業者に依頼する際、契約後に費用を話し合うことは避けるべきです。通常、屋根の雨漏り修理にかかる費用は3万円から30万円ほどです。また、壁のヒビの修理などはおおよそ2,000円から2万円で解決できることが一般的です(被害の大きさによります)。
一方で、雨漏り修理会社ごとに異なる「基本料金」が存在し、業者選びによって費用の高低が決まります。この考え方は家の修繕全般にも当てはまります。すべての会社が技術力や人件費、材料管理などに基づき、基本料金の見積もりを行っているため、後で大幅に変更されることはほとんどありません。そのため、雨漏り修理において初めに選ぶ業者は非常に重要です。
ホームページの記載内容:施工写真を必ず確認する
業者のウェブサイトで、雨漏り修理の工事写真を確認しましょう。Before・Afterの写真があると尚良いです。職人の作業や施工現場が写っている場合、仕上がりの美しさは勿論のこと、足場や養生が適切に行われ、工具が整理されているか等も重要です。
現地調査の内容と料金:いつから料金が発生するか知る
多くの業者は、雨漏り修理を行う際にはまず「現地調査」を行います。職人が現場を訪れ、雨漏りの原因や建物全体の劣化状況を調査します。ほとんどの業者は「無料お見積り」を提供しており、調査段階では料金は発生しません。
お見積りにご納得いただき、契約を結ぶと料金が発生するケースが一般的です。ただし、業者の支店がご自宅から遠い場合は、出張費用が発生することもあります。また、屋根に水をかけて雨漏りを調査する散水調査など、より詳細な調査では費用が発生することもあります。
「どのような調査が行われるのか」「料金のお見積りは必要か」などの疑問は、相談の際にお尋ねください。契約を行う前に、契約書や工事請負契約書を提示してもらうことで、企業のコンプライアンス姿勢を確認することができます。
職人さんの印象:マナーや信頼感を見て確認する
現場調査時に、職人が自宅を訪問する際には、困った際に迅速に対応してくれる機敏さや分かりやすい説明、近隣住民への配慮(駐車方法など)も確かめてください。
アフター保証:年数だけでなく保証内容も確認する
施工後の保証について、注意深く確認しましょう。多くの施工業者が施工後の保証を謳っています。「保証年数が長ければより良い」と考えがちですが、必ずしもその通りではありません。
他社と差別化するために長期保証を設定している場合でも、実際には再調査や追加施工に費用が発生することがあり、「迅速な対応が得られない」という問題も発生する可能性があります。
保証の内容と範囲を慎重に比較検討し、十分な納得感が得られるかどうかを確認しましょう。
まとめ
この記事では、雨漏り修理を頼める会社と、依頼時のポイントについて解説しました。とくに重要なポイントは次の3つでした。まず一つ目は、雨漏り修理を依頼する際には専門業者を選ぶことがオススメです。
専門業者は経験豊富で技術も高く、的確な修理を行ってくれます。二つ目のポイントは、雨漏り修理業者を選ぶ際には金額だけでなく、職人さんのマナーや対応も重要です。修理作業が長引く場合もあるため、信頼できる職人さんとの関係は大切です。
そして三つ目は、築10年以内の雨漏り修理では、貸担保責任や火災保険を申請できる可能性があります。修理費用を抑えるためにも、適切な保険の活用が重要です。雨漏り修理をどこに頼むか迷ったら、まずは無料見積もりと現地調査を依頼して、被害状況を専門家に確認してもらいましょう。
また、複数の業者に相見積もりを取ることで、自分に合った信頼できる業者と契約することが大切です。修理作業がスムーズに進むよう、しっかりと準備していきましょう。