浜松市にて屋根修理〈築70~80年の波板屋根・葺き替え工事〉
2025/11/14
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
強風で屋根の波板が飛んでしまったとのことでご相談をいただきました。
現地で拝見させていただくと、かなり古い建物で建てられてから70年から80年は経過しているとのこと。
完全に屋根が劣化している状況でした。
下地から新しくし、波板を張り替える葺き替え工事をさせていただきました。
施工前

築70年~80年が経過しているということで、屋根にご使用になられていたトタンは劣化しておりほとんど錆びてしまっている状態でした。
棟板金が設置されていた頂上部分のみ、かろうじて、色が残っています。
端の部分は錆びて脆くなった波板が強風で飛んでいってしまったとのことでした。
下地には数か所大きな穴が開いています。
▷参考記事:波板屋根の特徴と雨漏り修理の方法
▷参考記事:トタン屋根の張り替え方法と費用相場を解説!
施工中
最初に古い屋根材を撤去していきます。
撤去すると、その下には垂木とよばれる棒状の木がでてきます。
屋根の骨組みとなるものですが、こちらは腐食もなくまだしっかりとしていました。
野地板設置

先ほどの垂木の上から屋根の下地となる「野地板」を設置していきます。
防水シート設置

次に防水シートを取り付けていきます。
雨水が屋根内部に入り込まないよう、屋根全体を保護する役割があります。
桟木設置

防水シートの上から桟木を設置します。
こちらは屋根材を固定するためのもので、屋根材のズレを防止します。
屋根葺き<ガルバリウム波板>

屋根材を設置していきます。
こちらはガルバリウム鋼板を波状に加工した「ガルバリウム波板」を使用しました。
銅板にアルミニウム55パーセント、亜鉛43パーセント、シリコン1.6パーセントの合金をメッキしたものです。
アルミニウムの耐食性、亜鉛の犠牲防食作用により、優れた耐食性が実現しています。
錆びにくさはなんとトタンの4倍以上、トタンにかわり、今では倉庫や工場の屋根の主流となっています。
▷参考記事:ガルバリウム鋼板ってどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
貫板・棟板金設置

頂上部には、屋根の面と面の隙間を覆い隠す「棟板金」を設置します。
棟板金の下には「貫板」と呼ばれるものを設置して、しっかりと固定できるようにしています。
こちらには樹脂製のものを使用しているので、雨水や結露にさらされたとしても腐食することはありません。
これにて完工です。
頑丈で立派な屋根になりました!
担当者のコメント
このたびは「伊藤工芸」にご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
倉庫の屋根が飛散してしまったとのことで、屋根を葺き替え工法で設置させていただきました。
屋根材は錆びにくいガルバリウム鋼板を波の形に加工したガルバリウム波板を使用いたしました。
耐用年数も15年から20年と長いので、長く安心して過ごしていただけます。
屋根のことでご心配ごと、お困りごとがありましたら、お気軽に「伊藤工芸」までご相談ください。
| 現場住所 | 浜松市 |
|---|---|
| 施工内容 | 波板屋根 葺き替え工事 |
| 施工箇所詳細 | 屋根 |
| 施工期間 | 2日 |
| 使用屋根材1 | ガルバリウム波板 |













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